スイスでインプラント!9月の進捗
抜歯後、歯が1本欠けている生活になって早3ヵ月が経ちました。
~ インプラント経過報告ブログ ~
Nr.1 「加齢とともに医療費増を実体験!インプラントをすることに!」
Nr.2 「スイスでインプラント!8月の進捗」
当記事 → Nr.3 「スイスでインプラント!9月の進捗」
Nr.4 「スイスでインプラント!11月の進捗」
Nr.5 「スイスでインプラント!12月の進捗〜施術完了!」
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いよいよ、インプラントの本体、「インプラント体」※を埋め込む日がやってきました。
「手術に1時間を予定し、術後しばらく何も食べない方がいいので、食事をしてから来てください」と言われていたので、多めの昼食を取り、時間に余裕を持ってクリニックへ向かいました。
その日の様子を詳しくお伝えしましょう。
※ 「フィクスチャー」や「人工歯根」とも呼ばれているようです。
「インプラント体」埋込手術
まず、レントゲン写真を撮りました。
そして、麻酔注射(これが毎回痛い!)。
レントゲン写真の結果、「直径4.1mm、長さ10mmのインプラント体を使うことにした」とさまざまなサイズのインプラント体が入ったケースを見せて教えてくれました。
手術自体は、痛み以外にも感じることもなく終わりましたが、検索したサイトのインプラント手術の流れなどを読むところ、大まかに以下の手順のようです。
① 歯茎を切り開く
② 骨に穴をあける
③ インプラント体を埋め込む
④ 歯茎でインプラント体を覆って歯茎同士を縫う
例の親日家の女医は、ところどころで、「骨の状態がいいわよー」とか「すべて順調よー」と教えてくれ、安心して「まな板の鯉」になれました。
インプラント体を挿入する前にも、「これがあなたのインプラント体だからね」とドリルに取り付けたインプラント体を見せてくれました。
しかし、最終ステップの縫合で、小さなハプニングがありました。
助手が用意していた糸を見て、別の仕様のを指定し、助手が部屋を出ました。
「日本人の歯茎は繊細だからね。こんなごっつい糸じゃ、歯茎が損傷してしまうわ」みたいなことをおっしゃいました(助手の方は、明らかにドイツ語が母国語でない東洋人でしたが)。
助手が数分後に戻ってきたものの、女医が求めていた品は在庫になかったようでした。
女医は、私の気持ちを気遣ってか、「これでも大丈夫よ。ほら、この糸、さっきの黒とは違う半透明でしょ。これは自然に溶けるようになっているわよ」と明るく教えてくれました。
縫合が終了して、再びレントゲンをとりました。
写真では回りをぼかしていますが、素人目にもインプラントがすばらしくまっすぐに挿入されています。
(左:インプラント前、右:インプラント後)
手術前にレントゲン写真を見て、どの角度で挿入する、など頭に入れ、手術中は自身の感覚を信じるしかないようです。
女医もこの手術にはたいへん満足だったようで、「自分の腕や体の位置や角度を微調整しながら慎重に挿入するのよ。飛行機のパイロットになった気分よ!」と胸を張って教えてくれました。
受付で呼ばれてから、次回の予約を取ってお別れをするまで、ちょうど1時間でした。
ちなみに、こちらが、今回使用されたインプラント手術用の機器。
薬
薬を飲む習慣がないので、ついつい飲むのを忘れてしまうのですが、今回いただいた薬などを紹介します。
お水とミントは、クリニックの「心遣い」といったところでしょう。
① イブプロフェン: 術後3時間後と翌朝に飲むように言われましたが、10錠もらいました......。
② 殺菌薬: 翌日の夜から7日間、寝る前に口内リンス
③ 抗生剤: 翌日の朝から7日間、3食後服用
④ 歯ブラシ: とても柔らかい歯ブラシで、インプラントの両脇の歯はこれで磨くように、とのこと。
(お店で販売されているような包みから出しています)
今後の予定
1週間後に抜糸のための予約をとりました。
考えてみると、溶ける糸を使ったのであれば、抜糸は不要ですよね。
施術後に糸について説明がなかったですが、どう見ても黒い糸が歯茎にあるので、結局「ごっつい糸」を使ったようです。
インプラント治療も後半です。
すべてのインプラント治療が完了するまでには、① 「インプラント体」と「クラウン」(人口歯)の間にある「アパットメント」を設置し、②「クラウン」を被せることがまだ残っています。
のんびりやるスケジュールだと、1月中に終了するようですが、区切りよく年内に終わらせたいと希望を伝えています。
インプラント治療費は、スイスの健康保険でカバーされていないので、いつ終わるかはあまりこだわる必要はないですが、家族の収入に対して高額な医療費は、確定申告で一部考慮されるようなので、わかっている治療は年内に終わらせたいと思っている次第です。
※ スイスの健康保険については、こちら↓を参照ください。
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「北欧のような福祉国家とは言えない?スイスの高額医療費」
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それでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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