久しぶりに日本入国時の強制隔離(待機滞在)を体験〜関西国際空港〜
11月までは新型コロナウイルスの脅威も落ち着いていて、渡航規制も緩和され、3歳~高校生までのスイス留学に向けての問い合わせや申し込みが増えていましたが、オミクロン株の出現で再び日本、スイス間の渡航が煩雑になりました。
12月3日から再びスイスからの日本入国者は3日間の強制隔離(待機滞在)が必要です。
ドイツなどスイスの周りの国から日本入国者の待機滞在義務が発表されてから、スイスからの入国者も対象になるだろうと、留学中の子供たちを冬休み前に帰国させた家族も多く、弊社も航空券の取り直し、学校との退寮調整、空港までの移動同行・空港での現地サポートのスタッフ調整に追われました。
12月1日に出された、日本政府による航空会社への渡航規制要請により、
日系の航空会社では新規航空券発券、日程変更ができなくなったため、他の航空会社にも連絡し、どうにか日本へ帰国できないか夜中も含め一日中スタッフが調べ上げたのですが、翌日にはその要請が取り下げられ、12月2日の日本のANAカスタマーセンターの営業時間終了30分ほど前に翌日の航空券を取ることができました。(いずれにしても待機滞在の対象になってしまいましたが)
スイスへの入国時もワクチン接種者であってもコロナ検査が必要となり、検査から短時間で渡航用の陰性証明書を発行してくれる施設を探すのに大変苦労しました。
ジュネーブ空港から関西国際空港への渡航
今年度もスイス留学中の方々の渡航に同行してスイスと関空を行き来しています。
今月は、冬休みに入った5才、6才、7才の男の子たちをスタッフと私でジュネーブ空港から関空へお連れしました。
余裕を持ってジュネーブ空港でお子様たちと合流しましたが、あれよあれよとジュネーブ出発の時間が遅れ、1時間の遅延となりました。
アムステルダムでの乗り継ぎ時間も1時間。
結局、関空行きの便と行き違いでアムステルダム空港に到着しました。
ということで、その日はホテルに宿泊をすることに。
しかも翌日の代替便は、アムステルダムから関空へ直行ではなく、パリ経由...。
現在、コロナ禍で乗継便での子供の一人旅をサポート(UM)※できる航空会社が少なくなっていますが、このような場合、UMのお子さんたちの宿泊対応はどうなっているのだろうと思った次第です。
※航空会社の規定により、5才から12才ごろまでの子供が大人の同行者なしで渡航する場合に必須のサポート
ともあれ、予定より24時間遅れて、関空に到着し無事に親御様方にお子様を引き渡すことができました。
隔離中の日航ホテル関西国際空港での食事
待機宿泊者が多くなり、成田到着の渡航者が仙台や福岡に送られている、という耳を疑う事態になっているようですが、関空に到着した際の待機施設も不足していて、日航ホテル関西国際空港だけでは足らず、大阪市内の宿泊施設も利用しているようです。
関空にお迎えに来ていた親御様はお子様と待機滞在をされることもあり、私達は近場の日航ホテル関西国際空港を指定されました。
ほかの大阪の施設での食事事情の情報はありませんが、日航ホテル関西国際空港での食事は今年4月のそれより随分と改善されていました。
私視点の改善点は:
① 十分な量の生野菜のサラダが毎食に付いている
② ご飯が温かい!
・以前もほんのり温かったけれど、今回は温かいご飯を提供する工夫がみられました
・お腹が減っていいなくてもすぐに食べないと冷や飯になりますが...
③ 昼食の量が減った
・完食主義の私ですが、それでも今回は諦めることにしました
④ お汁付きの食事が増えた
・小鉢サイズのお汁でしたが、お汁があるのは嬉しかったです(即席味噌汁を持参していましたが)
こちらから、提供された全食をご覧いただけます。
4月のお食事に比べると、中年層向けの内容となっていることがわかります。
同時期に成田空港に到着し、両国のホテルに滞在した知人によると、野菜といえば、うどんに添えられていたかき揚げだけだった、とのこと。ホテルチェックインまでの待ち時間も6~8時間ということで、成田到着の人数は関空到着者の比ではないですが、東京のお食事の内容も改善されるといいですね。
それでは、今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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