スペイン語バイリンガルの育ち方

公開日 : 2009年07月05日
最終更新 :

我が家の息子の話です。

2歳3ヶ月を過ぎた我が家の息子、最近急にたくさん話しだしました。

以前は日本語の方が少し多かったのですが、公園で他の子供たちと遊ぶようになってから

飛躍的にスペイン語が増えました。

やっぱりコミュニケーションが言葉を増やすのに果たす役割って、大きいです。

私がまだまだ苦労しているスペイン語の動詞の複雑な語形変化や語法を

丸覚えで上手に使うので、感心するやらおかしいやら。

スペイン語を勉強するときに大変なのが動詞の人称変化。

英語だと現在形で I want / You want / He,She wants .....

と三人称単数系のときにちょっとSを加えるだけの変化が

スペイン語だと 

Yo quiero (ヨ キエロ)/ Tu quieres(トゥ キエレス )/ El,Ella quiere(エル、エイヤ キエレ)と変化して最初は使いこなすのが大変です。

うちの息子の場合、まず覚え始めたのが命令形。

会話で使うからですね。Mira(ミラ 見て)Ven(ベン 来て)Come(コメ 食べて)

スペイン語の授業では実はすぐにはやらない高級?スペイン語です。

それから vamos(バモス 行こう) jugamos (フガモス 遊ぼう)などの

主語がWe(スペイン語ではNosotros)の時に使う、英語のLet's 〜の意味に近い動詞の形。

最近は日本語の「できない」の意味で No puedo (ノ プエド 私はできない)

と言ってるつもりで、二人称でいつも No puedes (ノ プエデス あなたはできない)

と間違えて言ってます。その度に夫に 「 ノ プエド」でしょ? と直されています。

自分が何か「欲しい」のつもりで quieres (キエレス あなたは欲しい)を使って

これも 「キエロ」 でしょ?と訂正され。。。

自分のことを二人称の動詞の形を使って言ってしまうのは

夫や私も含め、まわりの人が瑠拳に話しかける時、当然ながら二人称を使うからですね。

息子に「欲しい?」と聞くときは 「キエレス?」と話しかける。

息子は、欲しければ「シ(Yes) キエレス」と繰り返して答える。

そして夫に、「シ キエロ」でしょ、と訂正される。そんな感じです。

日本語で言えば、「欲しい?」「うん、欲しい」でそのままでいいんですけどね。

それでも「行っちゃった」 ( Se va)「終わっちゃった」(Se acabó)や

最近では、「大したこと無い、大丈夫」 (No pasa nada) なども駆使し始め

私がずっと後で勉強したスペイン語の語法や表現を、当たり前のように正確に使うので、

わが息子ながら、すごいな〜、と感心しています。

悔しいけど、さすがネイティブ、かないません。

バイリンガルの子供は言葉が出るのが遅い、というのも聞きましたが

確かにさほど早くはなかったですが、遅さもそれほど感じません。

自分でもきちんと勉強したことはないので、よくわからないんですが、

ひとつだけ言えるのは、日本語だろうがスペイン語だろうが、どちらかで言えることは

教えればもう片方でもすぐ言えるようになる、ということ。

モノとその名前や、ある表現とコミュニケーションの中でのその機能が

一度どちらかで一致すれば

一つのモノや表現につき、ふたつづつ(日本語とスペイン語)言い方を覚えるのは

そんなにしんどくないみたいです。

(こう書くと、すんごく大変そうなんですが)

そういう意味で、わかってないからこそ、新しいものをたくさん見せて、いろんな経験をさせ

て、いろんな人と関わってコミュニケーションとらせて、いろんな概念を増やしてやることが大切なんだ思います。(普通の子育てといっしょですね)

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