ビルバオのタイル型ケーキ

公開日 : 2009年09月18日
最終更新 :
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 最近「ビスカヤ県菓子ケーキ職人組合」なる団体が、ビルバオ名物お菓子の開発を手がけ、「ビルバオのタイル型ケーキ」というのを作りました。この組合は、ビスカヤ県にある街の名物お菓子をどんどん開発していて、ビルバオ市用としては、街全体に使われているタイルに目をつけたわけです。町のお菓子屋さんでも売っているのをよく目にしていましたが、夫の弟夫婦の家に食事に招待されたとき、デザートに出てきたのがこのケーキで、思わず写真をとってしまいました。

 説明としては「コーヒーキャラメルムースが薄い三層のウェハースの入ったスポンジケーキにのったもので、着色したホワイトチョコレートで覆って、コンクリートの雰囲気を出している」んだそうです。結婚式の引き出物のお菓子にも使われるみたいです(結婚式場の宣伝にありました)。私が食べた感想は、たっぷりチョコレートやムースが使われているのに甘すぎず、層によって違う歯ごたえも楽しめる、見かけによらずかなり上品なお菓子です。

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ケーキのデザインのもとになった、ビルバオの街の歩道のタイルの写真です。「ビルバオケーキ」と名売っているものの、実はこのタイル、他の街でも使われているそうです。そもそも、カタルニア地方で使われていたものを、ビルバオのある公務員が持ってかえってきて、雨の多いビルバオ仕様に(水はけがよくなるように)少しデザインを変えて使い始めたのが始まりだそうです。このお菓子組合によると、このタイルのデザインのもとは、20年代にガウディによっと作られたのだとか。これに関してはきちんとした資料による裏づけはないそうです。他にもこのタイルを使ってる街が他にもあるにせよ、このタイルでケーキを作ったのはビルバオだけ、ということです。

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