バスクの伝統調理具pucheraを使った煮ものはいかが?

公開日 : 2009年10月28日
最終更新 :
putxeras1.jpg

 ビルバオの北西、車で30分ぐらいのところに、プチェラ(puchera)という珍しい調理器具で有名なバルマセダ(Balmaseda)という町があります。毎年10月23日のサン セベリノ(San Severino)の日には、バルマセダでプチェラコンテストが開かれます。参加者はみんなこのプチェラを持ち出して、町の好きなところで、豆やジャガイモ、辛口ソーセージ(チョリソ)などを煮込んで料理して、その味を競います。トロフィーたちもプチェラの形です。ちなみにバスク語ではputxeraとつづるようです。

putxera2.png

プチェラの中はこんな感じです。下には炭を入れ、その上に鍋をのせて調理します。20世紀のはじめに、バルマセダの町に鉄道が開通して汽車が走るようになったとき、汽車に乗る作業員がその石炭を使って汽車の中で調理をしてお昼ご飯を食べていたんだそうです。

puchera13.jpg

 この日は町の守護聖人のお祭りなので、学校はお休み。子供から大人までみんなでこの料理大会に参加していました。自分の店の前や、広場や、街角や、教会の横の屋根の下や、みんな好きなところでプチェラを使って料理していますが、食べるのは作った人達。見に来た観光客の私達はにおいをかぐだけなのがかなり残念です。

putxera7.jpg

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。