ボゴタ市、7月13日(月)から地区別に厳格な隔離措置実施へ【COVID-19】
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ボゴタ特派員の宮川慶です。
2020年7月10日(金)、ボゴタ市のクラウディア・ロペス市長は、保健省との会談後、COVID-19の感染拡大防止のために市内全域に「アレルタ・ナランハ(オレンジ警報=日本の緊急事態宣言に相当)」を発出するとともに、7月13日(月)から地域別に14日間の強制隔離措置を実施することとしました。
地域別の隔離措置のほか、下記の措置が適用されます。
①食料など生活必需品の購入は5:00~19:00まで(夜間外出禁止)
②医師やインフラ関係等以外の業種の経済活動禁止措置
③「Pico y Cédula」(IDカード末尾番号の偶奇数での外出制限)の維持
④マスク着用義務&ソーシャルディスタンス2m確保
⑤7月19日の消費税免除日は、家電・パソコン・通信機器等の対面販売禁止
⑥公共スペースでのあらゆる集会の禁止
⑦高齢者介護施設の高齢者保護プログラムの実施
⑧すべての公共および民間セクターでのテレワーク&在宅勤務
⑨2020年政府決定990号により、18歳以上の運動外出は2時間
⑩7月16日(木)0:00 ~ 8月31日(月)23:59まで市内全域のパブリックスペースおよび商業施設でのアルコール提供の禁止等
【出典:ボゴタ市政府発表資料(スペイン語):Decreto 169 de 2020 de Bogota】
市長は、「8~9月のピークに向かっていくなかで、首都700万人を一度に制御するのは現状不可能である」とし、7月13日(月)から順に南部と中部地域を、そのあとに北西部地域ごとに厳格な強制隔離措置を実施することとしました。日時と地域は以下のとおりです。
① 7月13日~7月26日の地域(中部&南部)
トゥンフエリート(Tunjuelito)
ラファエル・ウリベ・ウリベ(Rafael Uribe Uribe)
サン・クリストバル(San Cristóbal)
シウダー・ボリバル(Ciudad Bolívar)
サンタ・フェ(Santa Fé)
ウスメ(Usme)
ロス・マルティレス(Los Mártires)
チャピネロ(Chapinero)
②7月27日~8月9日の地域(南西部~北西部)
ボサ(Bosa:感染者数 4249人で市内No.2)
ケネディ(Kennedy:感染者数 7639人で市内最多)
プエンテ・アランダ(Puente Aranda:)
フォンティボン(Fontibón:)
③8月10日~8月23日の地域(中部&北西部)
スバ(Suba)
エンガティバ(Engativá)
バリオス・ウニードス(Barrios Unidos)
※実施されない地域
下記の地域では、COVID-19の感染者が少ない or 国家的な重要拠点のため、今回の隔離措置外となりました
ウサケン(Usaquén)
アントニオ・ナリーニョ(Antonio Nariño)
ラ・カンデラリア(La Candelaria)
スマパス(Sumapaz)
テウサキージョ(Teusaquillo)
今週末の3連休中日の7月19日には消費税免除日3日目があり、混乱が予想されます。8月7日のボヤカ戦勝記念日の行進も見られないと思うと残念ですが、仕方ないですね。今できることをしっかりやって、収束を祈るのみです。
2019年のボヤカ戦勝記念日の行進(2019年8月7日撮影。Tunja,Boyaca Colombia)
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