ボローニャでブームな食の流行を気軽に感じてみよう
前回の記事ではボローニャ料理が食べられるレストランを紹介しました。
今回は、もっと少し気軽に、ボローニャで大人気だけど予約なしでも入ることのできる飲食店をご紹介します。
チェントロナトゥーラ[Centro Natura]という、ベジタリアンレストランが人気です。
レストランといっても、日本のフードコートなどのセルフサービスレストランや食堂のような感じですね。
おぼんを手に取って、ショーケースの前に来たら自分の食べたいものを店員さんに伝えます。
1人でも入りやすいお店ですし、こんでいても客席の回転が早いので、少し待てば座ることができます。
ボローニャのあちこちで見かけるBioとは?
ボローニャの人たちの間では、ビオロジコ[Biologico]、オーガニック(有機)食品が大流行しています。
略してBioと書いてあります。
スーパーでもこの野菜や果物が大人気です。
そしてチェントロナトゥーラは、オーガニック食品のみを使用しています。
私もイタリアに来るまでベジタリアンのレストランを利用したことはなかったのですが、お肉がなくてもとてもおいしく味付けされています。
ボローニャといえばミートソースの入ったラザニアが有名ですが、ベジタリアンのお店ではもちろんミートソースではありません。
ベジタリアン用のラザニアは、野菜がサンドされていてもおいしいです!
毎回メニューが違うので、何度でも楽しむことができます。
ちなみに、ホームページでメニューを事前に確認することもできます。
一緒に行くイタリア人は事前に頼むものをいつもしっかり決めてきていますが、私はショーケースの前に来た時に見た目でおいしそうなものをいつも直感で頼んでしまっています。
よく、イタリアのレストランに入ると、メニューに料理に写真がなくて
「いったいどんなものがでるのだろう」
と見当もつかないときが多いです。
一方でここなら料理を見て、食べたいものを選ぶことができます。
[お店の情報]
住所・Via degli Albari, 4A, 40126 Bologna
チェントロナトゥーラの公式サイトはこちら。
ショーケースの前に来た時、店員さんに自分の食べたいものを伝えます。
メニューの名前を言ってもいいですし、
Vorrei questo e questo.
ヴォッレイクエスト エ クエスト
これとこれください。
(ヴォッレイが欲しい、クエストが「これ」、エが「そして」という意味です。)
と、指さしで注文することもできます。
簡単ですし店員さんも明るくて親切なので、とても気楽です。
瓶に入っているガスなしのお水は無料です。
そのままおぼんをもってレジに進み、お会計になります。
気軽に入れておいしく、ボローニャの人たちの流行を感じられるので、オススメです。
チェントロナトゥーラは回転が速く、長居しはしにくいところなので、カフェとはしごするといいでしょう。
ボローニャの人たちは、ジェラートもBio!
大オーガニックブーム中なボローニャでは、オーガニックジェラート屋さんまであります。
それは、ステフィーノ[Stefino]のというジェラート屋さんです。
イタリア人たちはみんなそれぞれ、お気に入りのジェラート屋さんを決めています。
しかし、唯一のオーガニックのジェラートが食べれるということで、
「ステフィーノがボローニャで一番!」
と言っている人が、多いです。
イタリア中でもボローニャとローマの2店舗しかないので、行ってみる価値はあると思います。
1月まで冬休業でしたが、2月から再オープンします!
[お店の情報]
住所・Via S.Vitale, 37, 40125 Bologna
Stefinoの公式サイトはこちら。
ボローニャの語学学校の先生に教えてもらい、夏の間は頭を使った授業後にいつも通っていました。
ちなみにこの写真はグラニータ[Granita]という、かき氷のようなシャーベット状のアイスです。
熱いシチリアでは朝食としても愛用されているそうです。
そしてなぜか、ジェラートのメニューに「Wasabi」があります。
私はわさびが食べれないので、日本人指揮者の友人がボローニャに遊びに来たとき、食レポをしてもらいました。
「わさびと少しあずきの味がする。好きな人はハマる味かも!」
とのことなので、おいしいようです。
イタリアに来たらジェラートも外せないので、ぜひボローニャにお立ち寄りの際にはチェックしてみてくださいね。
ちなみに、「Matcha」は抹茶のジェラートのことで、抹茶をはじめ日本のお茶やお茶味はイタリア人の間でブームです。
イタリア人へのお土産は、お茶も喜ばれます。
こちらの写真はステフィーノではありませんが、とあるバール(喫茶店)でやはり抹茶が取り上げられていました。
「若返りの妙薬」と書かれていますが......。
ボローニャにお立ち寄りの際は、名物やレストランと共に、ボローニャの人たちの流行を感じてみましょう。
筆者
イタリア特派員
望月 唯
ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。
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