ボローニャ歌劇場のストリーミング配信・お家でオペラ♪今週は超豪華!

公開日 : 2020年04月17日
最終更新 :
筆者 : 望月 唯

日本でも、全国に緊急事態宣言が出ましたね。

いざ「外出自粛」といわれると、何をしていいかわからなくなる方も多いと思います。

そこで今週の日曜日は、ボローニャ歌劇場のYouTube配信を見てみませんか?

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今週の日曜日(日本時間)はオペラが2本も配信!

特に「カルメル派修道女の対話」は、とってもおすすめです♪

私がボローニャ歌劇場で見た数々のオペラの中でも、心から感動したオペラのひとつです!

>ボローニャ歌劇場のチャンネルは、こちら

ボローニャ歌劇場のストリーミング配信とは?

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ボローニャ歌劇場は、新型コロナウイルスの影響で真っ先に閉まったボローニャの芸術施設のひとつです。

閉鎖を受けて、YouTubeでのストリーミング配信を強化しました。

毎週過去のオペラ公演、バレエ公演、コンサートの映像をYouTubeで配信し、芸術の感動を届けてくれています。

うれしいことに、すべて無料配信!

ボローニャ......いえ、世界中の外出できないオペラを愛する人たちの

Io resto a casa=「私は家にいる」

の手助になっています。

今週日曜日のボローニャ歌劇場の配信プログラム

特に今週は、豪華!

※ちなみにリアルタイムで見られなくても、ボローニャ歌劇場のYouTubeチャンネルであとからでも見られますよ。(いつまでなのかは、未定)

フィガロの結婚

イタリア時間4月18日(土)21時ストリーミング開始→日本時間だと、19日(日)4時

LE NOZZE DI FIGARO

W.A.モーツァルト作曲

指揮 Michele Mariotti

演出 Mario Martone

2012年に公演されたものです。

指揮は、今をときめくマリオッティ。

スカラ座、ペーザロのロッシーニオペラフェスティバルなどで指揮をしている超売れっ子ですよ。

一昨年までボローニャ歌劇場の音楽監督でした。

フィガロの結婚・1分間あらすじ

フィガロは、もうすぐスザンナと結婚!

ところが、フィガロの主人・アルマヴィーヴァ伯爵はスザンナのことが好き......

スザンナを、フィガロよりも先に自分のものにしようとたくらんでいます。

そのたくらみを知ったフィガロとスザンナは、アルマヴィーヴァ伯爵夫人・ロジーナと共同して、伯爵をこらしめようと画策します。

「そんなまさか?!」な展開のドタバタコメディ。

対訳は、オペラ対訳プロジェクトで無料公開されています。

カルメル派修道女の対話

イタリア時間4月19日(日)15時30分ストリーミング開始→日本時間だと、4月19日(日)22時30分

DIALOGUES DES CARMÉLITES

F.プーランク作曲

指揮 Jérémie Rhorer

演出 Olivier Py

2018年に公演されたものです。

舞台はフランス革命時の史実がもとになっています。

カルメル派修道女の、悲劇を描いたオペラです。

悲劇的な作品ですが、あまりにも美しい音楽、舞台、歌手たちの熱演......

ボローニャ歌劇場の名演のひとつですよ。

壮絶なラストシーンは、特に有名。

カルメル派修道女の対話・1分間あらすじ

侯爵家の娘、ブランシュはとても神経質な性格。

自分からカルメル派の修道院に入ることを、決意します。

ところがフランス革命が起こり、時代は変化。

革命政府は、カルメル派の信仰を「共和国の敵」とし、修道院の廃止を命じます。

カルメル派修道女たちは、信仰を続けるために殉教を決意。

しかしブランシュは怖くなり、逃げ出します......。

「信仰とは何か?」

修道女たちが貫く、悲しい神への信仰愛の物語。

「カルメル派修道女の対話」は、1957年にスカラ座で初演された、まだ新しい作品。

著作権が切れていないため、無料での対訳公開はありません。

詳しいあらすじは、「オペラ名曲辞典」で公開されています。

筆者

イタリア特派員

望月 唯

ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。

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