ボンへ行くならベートーベンハウスを訪れよう

公開日 : 2016年05月30日
最終更新 :

ボンに来たら是非行ってほしいのが、かの有名なベートーベンの生家を博物館にした、ベートーベンハウスです。

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ベートーベンハウスにはボン中央駅から歩いて10分ほどで到着します。美しい市庁舎に面した広場を通り過ぎ、Bonngasseという通りへ入ると教会が出てきます。そこからさらに少し歩くと目に入る赤っぽい建物でベートーベンは1770年12月に生まれました。

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残念ながら、ベートーベンハウス内部は写真が撮れませんので、ご注意ください。

チケットを買うと一緒にもらえるパンフレットには日本語版もあり、多くの日本人がここを訪れていることがわかります。最近は台湾人や韓国人の訪問が増えているらしいです。音声ガイド(2.5ユーロ)も日本語に対応しています。

ベートーベンの家は彼が生まれる前からある建物とベートーベンが生まれる3年前に建築された建物がつなぎ合わせてあります。19世紀までは道に面している建物は居酒屋になっていたそうです。

ベートーベンはウィーンへ移り住むまでの21歳までボンに住み、母親が亡くなったあとは働かない父親にかわって家族の大黒柱としてがむしゃらに働きました。(ボンに住んでいる間少なくとも3回は引っ越したと言われています。)

屋内にはベートーベンと関わりの深かった家族や友人、音楽の講師の絵が飾られています。また彼が実際に書いた楽譜やピアノを始めとした楽器も展示されており、ベートーベンが初めて人前で演奏した際のオルガンも見ることができます。

3階にはベートーベンハウス一番の目玉、有名なベートーベンの肖像画があります。もちろん本物です。ベートーベンといえば、誰もが思い出すこの絵を見ることができ、私自身初めて見たときには感激しました。この絵が描かれた時、すでにベートーベンは50代でしたが、とても若く描かれています。目に入る真っ赤なスカーフは当時ナポレオンに共感していたベートーベンが革命派だったことを表わしています。(のちにナポレオンが皇帝に即位すると激昂し、ナポレオンを讃えて作曲された「英雄」の表紙を破り捨てました)

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3階には他にも興味深いものがあります。ベートーベンが40代の頃に作成されたライフマスク、死ぬ少し前のマスク、そして死んだ直後のマスクが展示されています。これらは実際の顔に近いと考えられます。背が低く、顔もハンサムとは言えなかったベートーベンですが、実は恋愛遍歴は華やかで、恋仲だった女性たちの肖像画もベートーベンの肖像画がある部屋の右壁に展示されています。

ベートーベンが実際に生まれた部屋の前に、出生証明書が展示されています。出生届きが提出された17日の文字を見つけてみてください。このことから実際の誕生日は明らかになっていません。

彫刻のある側の中庭の入り口から入れる白色の建物はデジタル・コレクション・スタジオは本当にすることがなければ、訪れてみてもいいですが、正直退屈なのであまりお勧めしません。建物内には比較的きれいなお手洗いがあります。

住所: Bonngasse 18-26, D-53111 Bonn

大人6ユーロ

団体(15人以上)5ユーロ

日本語ガイド付きツアー85ユーロ(団体のみ)

開館時間

4月1日〜10月31日

10:00-18:00

11月1日〜3月31日

月ー土 10:00-17:00

日・祝 11:00-17:00

2016年の休館日:1月1日、2月10日(灰の水曜日)、3月25日(聖金曜日)、3月27日(イースター)、12月24日〜26日、12月31日

筆者

ケルン2特派員

マリ・ミュラー

ドイツに約10年在住。

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