ドイツに来たら食べるべき、日本人があまり知らないドイツ料理

公開日 : 2016年06月13日
最終更新 :

ドイツ料理を勉強したくて、日本のアマゾンでドイツ料理のレシピ本を探したんですが、なんとほんの数冊しか見つからず、驚きました。イタリアンやフレンチ、アジアンに比べて、確かにドイツレストランって日本に少ないですよね。

ということはそれだけドイツ料理って日本人に知られていないのでは?と思い、今回はぜひドイツに来た際には食べていただきたい料理をほんの一部ご紹介いたします。ドイツはビールとソーセージだけの国ではありません!

①シュニッツェル(Schnitzel)

ドイツ版ヒレカツです。本場はミュンヘンで、ミュンヘンのシュニッツェルはさらに大きく、靴裏くらいの大きさがある、と表現されます。女性だととても一人では食べきれません。メニューを見るとどこでも数種類のシュニッツェルが載っていますが、違いはソースです。まずはオーソドックスなのから選んでみては?

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②タルト・フランベ(Flammekuchen)

一見すると薄い生地のピザですが、ピザよりあっさりしています。さらっと生地をチーズでおおい、玉ねぎや野菜をのせたものが多いです。ボリューミーなのだとスモークサーモンやチョリソーが載っていることもあります。フランスのアルザス地方やドイツ南部が本場ですが、専門店は他の都市にもあります。

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③リンダールーラーデン(Rindsrouladen)

日本語で浸透している言葉がないようなので、そのままカタカナで表記しました。大きな牛肉の薄切りにマスタードを塗り、玉ねぎ、パセリ、ベーコンとピクルスのみじん切りを入れて巻いた料理です。グレービーソースがかかっていておいしいです。ドイツ人は少し特別なときに食べます。英語では"Beef olive"と呼びます。

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④グラーシュ(Gulasch)

ハンガリー発祥のビーフシチューです。パプリカ、玉ねぎと牛肉をことこと煮て作るのですが、日本人の舌にとってもあいます。どこのレストランでも柔らかいお肉がたっぷり入っています。パプリカなしのグラーシュとパプリカありのグラーシュ二種類提供してくれるレストランもあります。グラーシュはパンまたはSpätzleという卵でつくられた麺といっしょに食べることが多いです。

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5月以降は白アスパラガスの季節でもあります。多くのレストランが季節限定でアスパラガス料理を出しているので、ぜひお試しください。ドイツにはまだまだいろんな料理があります。またの機会に紹介していければと思います!

ちなみにドイツ料理だと思われがちのフォンデュ、実はスイスやフランスの料理です。ドイツではスイスレストランなどへ行かないと食べることはできません。

筆者

ケルン2特派員

マリ・ミュラー

ドイツに約10年在住。

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