ミューズが大集合!ボルドーの大劇場

公開日 : 2013年07月28日
最終更新 :

前回ご紹介したカンコンス広場まで来たら、是非そこから歩いて5分のコメディー広場まで行って下さいね!カンコンス広場に行ったのに、コメディ広場に行かなかったなんてもったいないです!

コメディ広場に何があるのか。大劇場があります!

パリのオペラ座は豪華絢爛でゴージャス!だと思いますが、こちらは白くシンプルで美しいエレガントな建物です。

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ボルドーの大劇場は、1773年から1780年にかけて建築家ヴィクトル・ルイによって設計されました。ボルドーは2007年に世界遺産に登録されていますが、その理由の一つが、「18世紀の啓蒙時代の新古典主義の建築様式が良好に保存されている」ということでした。この大劇場はまさに、その良好に保存された18世紀の建築物の一つです。

12本のコリント式の柱の上に、9体のミューズと3体の女神像が並んでいます。これだけの像がずらーっと一列に並ぶ様子ってなかなか見られないので、私はここでそれぞれの特徴を見るのが結構好きです。よく見ると、天文を司るミューズは天球儀を、詩を司るミューズは書版を、舞踊を司るミューズは楽器を持っていたりするんです。とは言っても遠いので、目を凝らす必要がありますけれど...。

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中に入ると、T字型の美しい階段があります。この階段は、建築家シャルル・ガルニエ氏にも影響を与え、パリのオペラ座を設計する際に参考にされたそうです。

大ホールでは、オペラ、バレエ、劇、クラシックコンサート等が、日本に比べれば本当に安く鑑賞することができます。至る所に「だまし絵」があって、私も初めて入った時にはどこまでが本物でどこからが「だまし絵」なのか、すぐには区別がつきませんでした。よくよく見ると実はカーテンまで「だまし絵」だったりします。

大劇場から出てきたら、くるりと後ろを振り返ってみて下さい。こちらは、Le Grand Hotel de Bordeaux &SPAという名の高級ホテル。

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こちらも大劇場を建てたヴィクトル・ルイによるもので、同じように新古典様式の建物となっています。そのためコメディ広場全体が調和がとれているんです。

中もとっても素敵なので、デラックスな旅行を検討されている方におススメです。

【交通情報】コメディ広場最寄駅:トラムウェイB「Grand Théâtre」

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