フランスのレストランでの禁止事項

公開日 : 2017年07月02日
最終更新 :
筆者 : 野田祥子

私はワインを中心としたガイド/通訳をさせて頂いており、お客様とレストランをご一緒する機会もとても多いです。

そこで、日本とフランスにおいて、レストランでの振る舞いの違いについてお話すると皆さん驚かれることが多いので、今回はそれを記事にしようと思います。

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《すいません、と店員を呼び止めない》

日本では私たちが何か店員さんに用事があるときは「すいません」と店員さんを呼ぶことがとっても多いです。

ですが、フランスではあまり良くない立ち振る舞いです。

店員さんはそれぞれのテーブルに担当があり、担当以外のテーブルについては全く知らないことがほとんどです。

例え呼び止めたとしても、「僕の担当ではない」と言われるのが関の山。

メニューも持ってきてくれるし、注文も待っていたら来てくれます。

ただ、明らかに料理が来るのが遅かったり、すぐにお会計をして欲しい時などは自分のテーブル担当の人に声を掛けましょう。

声をかけてもすぐに対応してくれないことも多いので、諦めてもう少し待ってみてください。

《お皿の上のソースをパンで掬って食べない》

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これが一番日本人の方にびっくりされることです。

日本ではお皿の上のものを綺麗に食べると"おいしかった、ありがとう"と言う意味になりますよね。

フランスではパンでソースをすくって食べると、"未だ食べたりない、もっと持ってきて"という意味になります。

ブラッスリーやビストロなど気楽なレストランで、私たちが注文した分だけを持ってきてくれるレストランでは問題はないと思いますが、星付きレストランなどの良いレストランでは控えた方が良い行動です。

同じ意味ですが、料理を残しても問題がないのがフランス。

"お腹いっぱいになるほど料理を出してくれてありがとう"という意味になります。

もったいない文化の私たちには若干受け入れがたいですよね。

ちなみに、家に人を呼んでもみんな綺麗に食べきってくれません。

また何か文化の違いを思い出したら記事にしたいと思います。

ツアーの申し込み以外にも、何か意見等ありましたらプロフィールにリンクを貼ってありますので、お気軽にお問い合わせください。

筆者

フランス特派員

野田祥子

2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。

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