ボルドー、セカンドワインのセール

公開日 : 2020年11月24日
最終更新 :
筆者 : 野田祥子

ここでも何度かお伝えしている、ワイン雑誌の『Terre de Vins』がワインショップの「Cash Vin」とコラボして、ボルドーのセカンドワインのセールを始めました!

Cash Vinは郊外にある大型ワインショップです。

ロックダウン中で店舗に行けず、それぞれの店舗で開催されているかはわかりませんが、少なくともインターネットでは開催されています。

特設ウェブサイトはこちら

そしてセカンドワイン、とはボルドーのワイナリーが販売している「2番目」のワインです。

決まりがないので、具体的にこれ!とお伝えできないのですが、若木から採れたブドウを使っていたりとか、醸造方法が違ったり、熟成期間が短くなったりとさまざまです。

基本的には、ワイナリー名を冠しているワインより早飲みができて、安いので今回のセールはあまりビンテージを気にせず買っても問題ないかと思います。

このサイトのヘッダー下に「Rive Droite」「Pessac-Léognan」「Médoc」「Sauternes」とあるので、気になる地域をクリックすると、販売しているワインを見ることができます。

セカンドワインセール

まずは「Rive Droite」。

その名のとおり「右岸」ですね。

ボルドーでいうと、サンテミリオンやポムロールなど、メルロー主体のしなやかなワインが多く生産されている場所です。

15種類販売されていて、このセールのタイトルどおりセカンドワインが販売されています。

そして「Pessac-Léognan」。

「ペサック・レオニャン」地方は、白ワインと赤ワインを生産している地域です。

今回のセールでは26種類、そのうち赤ワインが17種類販売されています。

この地域の白ワインは樽が効いた熟成向きワインが多いです。

が、今回はセカンドワインなので20年30年待つ、というよりは2~5年くらい待つ、くらいのイメージでしょうか。

赤ワインはカベルネ主体のものが多く、先ほどの右岸よりはしっかりですが、しなやかなものも多い印象です。

次は「Médoc」。

メドック地方は、格付けでもおなじみのいわゆる「左岸」です。

ここは赤ワインのみで15種類販売されています。

ほぼすべてが1855年に選ばれた格付けワインのセカンドでした。

ペサック・レオニャンと同じくカベルネ主体のワインで、ボルドーらしいワインを生産している地域です。

最後は「Sauternes」。

ソーテルヌは世界的に有名な甘口ワインの生産地です。

こちらはほかの地域と比べると少なく、4種類のみの販売です。

クリスマスにフォアグラを食べるのがフランスの伝統で、このフォアグラとの相性のいいワインとしても有名ですよね。

スパイス系の食事とも相性がいいので、アジア諸国の食事とも実は相性抜群です!

それぞれボトルの写真と値段が書かれていて「Ajouter au panier」は「カゴに入れる」という意味なので、買いたい商品があればクリックしてください。

赤いハートに「Coup de Coeur」と書かれているのはおすすめワイン!

そしてボトルの絵が描いてある紫の「Top Rapport・Qualité/Prix」と書かれているのは、コスパのいいワインです。

それぞれボトルをクリックすると、ワインの説明がしっかりされているので気になるものがあればぜひ見てみてください。

そして同じワインを5本買うと6本目が無料とのことなので、これだ!というワインがあれば、同じワインを買うのもお得です。

ワインセール

ロックダウン中のフランス、ワインを買うのも近くのワインショップかスーパーでしか買えないので、このセールはなんだか魅力的です。

この記事を書いている間に、私も買いたくなってきました(笑)

2020年11月29日までの期間限定なので、気になるワインがある方はお早めに!

筆者

フランス特派員

野田祥子

2013年に渡仏しフランスの国家資格であるMC Sommellerie(ソムリエ資格)を取得。ソムリエ協会ボルドー支部に所属する唯一の日本人です。

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