サンテミリオン観光について
サンテミリオン観光について
ボルドーから40kmほど離れたところ、車で45分程で行ける町サンテミリオンについて紹介します。
人口が1900人弱とかなり小さな町です。
そんな小さな町ですが、なんと年間100万人ほどの観光客が訪れるという一大観光地!
その理由のひとつがUNESCOに登録されている歴史を感じることができる町並み。
サンテミリオンの町とその周りの畑は1999年にユネスコに登録され、2019年は20年記念のお祭りも開かれました。
簡単に町の歴史を紹介
紀元前3500年頃の住居跡が遺る町です。
丘の麓にはガロ・ローマ時代のブドウ栽培に利用されていたとされる住居の跡も残っています。
7世紀、ヴァンヌ出身のブルトン人修道士Émilion(エミリオン)が当時Ascumbas(アスクンバ/現在のサンテミリオン)と呼ばれる場所を隠居の場所として選びました。
エミリオンは故郷のブルターニュを離れて、スペインに向かっていましたが、
その道中疲れのためサン・ベネディクト会の修道院があるSaujon(ソジョン)に立ち寄り、パン職人として働きました。
その後、より孤独の中で生きていくためにCumbis(カンビス)森の崖の上に穴を掘って住むことにします。
ここからサンテミリオンのエルミタージュ周辺に最初の家々が集まることになります。
エミリオンの名声は谷を越えて広がり、彼の死後彼の名前を冠した修道院が造られたほどです。
1110年までベネディクト派の修道僧の共同体がこの場所を管理していましたが、ボルドー司教の始めた改革によりアウグスティノ会修道士の支部を設置することができました。
町は中世の間に造られ、13世紀から城壁で囲まれ始めます。
しかし町の宗教的遺産(礼拝堂、修道院など)はフランス革命時に大部分が破壊されました。
現在はフランスの一大観光地として栄える町ですが、中世の遺跡も遺る美しい町です。
散策のススメ
まずおすすめは観光案内所に行くこと!
サンテミリオンの地図と畑の地図を貰うのがおすすめ。
ワイナリー見学予約も観光案内所にお願いすると予約してくれたり、当日でも行けるワイナリーを教えてくれます。
ショップも併設されているので、軽く買い物をするのも良いかも。
観光案内所については以前かなり簡単にですが書いたものがあるので、もしよろしければサンテミリオンの観光案内所について もご覧ください。
ちなみに夏は営業時間外もずっと開いているので、あまり時間を気にせず行っても開いていることが多いです。
■観光案内所
・住所: Place des Créneaux Le Doyenné, 33330 Saint-Émilion
・電話: +33557552828
・営業時間: 10:30~12:30、14:00~17:00(月、火曜日定休日)
観光案内所のすぐ横にコレジアル教会もあります。
ここはミサや結婚式等を行っていることもありますが、基本的には自由に入れます。
教会の中には観光客の方も多いですが、信者の方もいらっしゃるので、マナーには気を付けてください。
回廊ではアートのイベントが行われていることも多いので、回廊を通るのもお勧めです。
広場にある塔は観光案内所 でお金を払うと登ることができます。
人数制限がかけられているので、あまり人もおらず、高いところから見る景色は美しいです!
サンテミリオンといえば、モノリス教会に行きたい人も多いのではないでしょうか。
モノリス教会は観光案内所 での予約必須です。
個人で自由に入ることが出来ません。
予約はインターネットサイト でも可能です。
冬の間は直前でも予約に空きがありますが、夏は事前に予約するのがおすすめ。
■モノリス協会
住所:Pl. Pierre Meyrat, 33330 Saint-Émilion
電話:+33557247081
サンテミリオンで絶対買って欲しいものがマカロン!
所説ありますが、「Macarons de Saint-Émilion - Nadia Fermigier」のマカロンは、世界最古のマカロンといわれています。
色んなお店で販売されていますが、昔のままのレシピで着色料、保存料を全く使っていないのがここ。
賞味期限は2週間と通常のマカロンより長いので、日本へのお土産にもおすすめです。
ちなみに私たちの想像するマカロンとは少し違います。
■Macarons de Saint-Émilion - Nadia Fermigier
住所:9 Rue Guadet, 33330 Saint-Émilion
電話:+33557247233
営業時間:月~土曜日8:00-19:30、日曜日9:00-19:30
最後に
今回は皆さんがサンテミリオンに行くときにおさえて欲しいところをお届けしました。
サンテミリオンは町を見ているだけでも十分に楽しめる町です。
ワイナリー予約も観光案内所でしてくれますし、ボルドーに来たらとりあえず行って欲しい町の一つ。
ワインが苦手な方でも楽しんでもらえると思います!
2022年からは観光に関することや、ボルドー界隈の町についても紹介できればと思っています。
海外旅行が自由にできる日が戻ったときに、ボルドーを旅先の候補に入れてもらえると嬉しいです。
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