ブールジュの"マレ marais" : フランスの隠れた自然

公開日 : 2019年04月12日
最終更新 :
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中世の頃から少しずつ開拓が始まり、修道士たちが畑にできるように土を作っていきました。土手を作り、川に囲まれている地帯には、別の場所から土を運んでいくつもの小さな島を作ったのです。

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その後、1970年代にはプロの人たちはいなくなり、それぞれの島のオーナーや借り手が家庭菜園をしたり、休日を過ごす憩いの場になっていきました。

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2003年には、フランスの景観保護地区に指定され、この美しい風景が永遠に守られることになりました。ひっそりとして静かで穏やかなマレの自然を見に、フランスの各地からも観光客がやってきます。全体の広さは135ha。ひとつの区画やひとつの島の広さは、13m²から1,5 haまでとバラエティに飛んでいます。

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"マレ"というと、すぐにパリのマレ地区が思い浮かぶかと思います。パリのマレ地区も、かつては沼地で12世紀の頃から開拓が始まったそうです。パリのマレとブールジュのマレ、共通点がありますね。

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フランスで現在、町のすぐ傍にこのような整備された"マレ"があるのは、ブールジュとアミアンだけと聞いています。中心街から歩いてすぐのところで、フランスの隠れた自然と出会える!滞在中に、ゆっくり散歩をしたり、ジョギングするのにもぴったりの場所です。"ブールジュのマレの歩き方"については、近いうちに何回かに分けて詳しくお知らせしたと思います。また、四季折々のマレの姿もお伝えしたいと思っています。

どの季節にいらしても、たっぷりのんびりフランスの自然を味わっていただけます。***Office de tourisme (オフィース・ド・トゥ―リスム) インフォメーションセンターのマレ紹介ページ(フランス語/英語) → Les marais de Bourges***

Haruko Desmarais

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