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フランス/ブールジュ特派員ブログ Haruko Desmarais(ハルコ・デマレ)

フランス・ブールジュ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2019年4月12日

ブールジュの"マレ marais" : フランスの隠れた自然


ブールジュの"マレ marais" : フランスの隠れた自然

ブールジュの中心街から徒歩で約10分ほどの場所には、川と水路のある緑溢れる"マレ"と呼ばれる地帯が広がっています。ここは、もともとは完全な沼地で、中世までは自然の要塞として町を守る役割を果たしていました。
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中世の頃から少しずつ開拓が始まり、修道士たちが畑にできるように土を作っていきました。
土手を作り、川に囲まれている地帯には、別の場所から土を運んでいくつもの小さな島を作ったのです。

10-2-1.JPG 土手より低い部分は、"下のマレ"と呼ばれ、歩いて行ける地続きの畑が広がっています。

10-3-1.JPG 土手より高い部分は、"上のマレ"と呼ばれ、川や水路を小舟を漕いで島まで行きます。

17世紀には、野菜作りを職業とするプロがこの地で野菜を作り、市場で売るようになりました。主に、当時ゴールデンヌ広場 で行われていた市場で野菜が売られていたそうです。


その後、1970年代にはプロの人たちはいなくなり、それぞれの島のオーナーや借り手が家庭菜園をしたり、休日を過ごす憩いの場になっていきました。

10-3.JPG

2003年には、フランスの景観保護地区に指定され、この美しい風景が永遠に守られることになりました。
ひっそりとして静かで穏やかなマレの自然を見に、フランスの各地からも観光客がやってきます。

全体の広さは135ha。
ひとつの区画やひとつの島の広さは、13m²から1,5 haまでとバラエティに飛んでいます。

10-4.JPG

"マレ"というと、すぐにパリのマレ地区が思い浮かぶかと思います。パリのマレ地区も、かつては沼地で12世紀の頃から開拓が始まったそうです。パリのマレとブールジュのマレ、共通点がありますね。

10-5.JPG

フランスで現在、町のすぐ傍にこのような整備された"マレ"があるのは、
ブールジュとアミアンだけと聞いています。

中心街から歩いてすぐのところで、フランスの隠れた自然と出会える!
滞在中に、ゆっくり散歩をしたり、ジョギングするのにもぴったりの場所です。

"ブールジュのマレの歩き方"については、近いうちに何回かに分けて詳しくお知らせしたと思います。
また、四季折々のマレの姿もお伝えしたいと思っています。

どの季節にいらしても、たっぷりのんびりフランスの自然を味わっていただけます。

***
Office de tourisme (オフィース・ド・トゥ―リスム) インフォメーションセンターのマレ紹介ページ
(フランス語/英語) → Les marais de Bourges
***


Haruko Desmarais

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2019年4月12日
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2019/7/17更新

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    ブールジュ特派員
    Haruko Desmarais(ハルコ・デマレ)
    南仏に7年、ブールジュに暮らして14年目になりました。
    モンペリエ大学でフランス語教授法FLE資格を取得。現在は、この町の中世以来野菜作りが続けられている地で家庭菜園をしながら、フランスの自然や文化、フランス語についてブログ等で発信したり、翻訳などをしています。
    みなさまのご旅行に役立つ情報やまだまだ知られていない奥深いフランスについて、ブールジュを中心にお伝えしたいと思います。
    ご質問などありましたら、お気軽にどうぞ。 DISQUS ID @disqus_I89mVLE3GG

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