Brambory チェコ人の主食といえばこれ!! 

公開日 : 2016年09月19日
最終更新 :

Brambory チェコ人の主食といえばこれ!! 

さてこれは何の花でしょうか?

1 hana.PNG

さて、これは何の実でしょうか。

2 mi.PNG

 日本人の友人の結婚式に招待されて参加してきました。チェコ人と日本人の国際結婚カップルがまた一つチェコで誕生しました。

昼食時に日本からいらした新婦の両親に尋ねました。

「チェコに来ておいしいと思ったものは何ですか?」

すると、「ビールとじゃがいも」とおっしゃいました。

チェコは国民一人当たりのビール消費量が世界一の国です。これは割合知られていることのように思います。ビールについてはまた後日ご紹介いたします。

チェコ人の主食は何だと思われますか?

そう、じゃがいもです。先ほどの写真も、そうです、じゃがいもの実、そして花です。

チェコ人は初めじゃがいもがまさか地面を掘り起こすと出てくると思わず、この実を食べたそうです。

気付くまでにどれだけかかったのかがとても気になっています。

 チェコ語には男性名詞、女性名詞、中性名詞があります。

「この」という意味の言葉が、チェコ語の男性名詞の前には「ten」、女性名詞の前には「ta」、中性名詞の前には「to」がつきます。じゃがいもは辞書ではten bramborと男性名詞として出てくるのですが、私が知る限りモラヴィア地方の一部では女性名詞として、ta bramborと使われています。日本語ですと「いも娘」という田舎者という意味で使われる表現がありますが、「いもっこ男子」という表現もインターネットでは出てきまして、「いもっぽい」という形容詞もありますが、さてさて、みなさんはじゃがいもに男性女性のどちらをイメージされるでしょうか。

 チェコ語には単数形と複数形があり、じゃがいもは「y」がついて「brambory」となります。男性名詞でも女性名詞でも複数形になるとこの「y」がつく場合が多く、「ten brambor」 であろうが「ta brambor」であろうが、複数形ですと「ty brambory」と、同じ変化をします。逆にこれがじゃがいもが男性名詞なのか女性名詞なのかの問題を招いたともいえます。

3 brambory.PNG

 野ねずみに根をかじられてしまったようです。

4brambory.PNG

 春先に畑を耕した際に、野ねずみの頭骨を発見しました。

Nezumi.PNG

 スーパーで売られているじゃがいもは化学薬品が使われているのものがほとんどです。といいますのも、チェコにはじゃがいもの天敵が存在するのです。この天敵対策として化学薬品を使うところが多いです。幸いなことに日本にはまだ入ってきていませんが、この天敵、近いうちにご紹介いたします。

 電車の車窓から外を眺めると、じゃがいも畑を見かけられることでしょう。

 そして、良いレストランに入られますと、しっかりとした味のある、おいしいじゃがいもが味わえます。

 自宅の庭でじゃがいもを育て、無農薬のおいしいじゃがいもを楽しむチェコ人はたくさんいます。

 ぜひチェコで、おいしいじゃがいもをお試しになってください。

 さて、この写真を覚えていてください。次回は、この写真から、また違ったチェコ語の世界をご紹介いたします。

5 brambory a jablka.PNG

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。