Brambory チェコ人の主食といえばこれ!!
Brambory チェコ人の主食といえばこれ!!
さてこれは何の花でしょうか?
さて、これは何の実でしょうか。
日本人の友人の結婚式に招待されて参加してきました。チェコ人と日本人の国際結婚カップルがまた一つチェコで誕生しました。
昼食時に日本からいらした新婦の両親に尋ねました。
「チェコに来ておいしいと思ったものは何ですか?」
すると、「ビールとじゃがいも」とおっしゃいました。
チェコは国民一人当たりのビール消費量が世界一の国です。これは割合知られていることのように思います。ビールについてはまた後日ご紹介いたします。
チェコ人の主食は何だと思われますか?
そう、じゃがいもです。先ほどの写真も、そうです、じゃがいもの実、そして花です。
チェコ人は初めじゃがいもがまさか地面を掘り起こすと出てくると思わず、この実を食べたそうです。
気付くまでにどれだけかかったのかがとても気になっています。
チェコ語には男性名詞、女性名詞、中性名詞があります。
「この」という意味の言葉が、チェコ語の男性名詞の前には「ten」、女性名詞の前には「ta」、中性名詞の前には「to」がつきます。じゃがいもは辞書ではten bramborと男性名詞として出てくるのですが、私が知る限りモラヴィア地方の一部では女性名詞として、ta bramborと使われています。日本語ですと「いも娘」という田舎者という意味で使われる表現がありますが、「いもっこ男子」という表現もインターネットでは出てきまして、「いもっぽい」という形容詞もありますが、さてさて、みなさんはじゃがいもに男性女性のどちらをイメージされるでしょうか。
チェコ語には単数形と複数形があり、じゃがいもは「y」がついて「brambory」となります。男性名詞でも女性名詞でも複数形になるとこの「y」がつく場合が多く、「ten brambor」 であろうが「ta brambor」であろうが、複数形ですと「ty brambory」と、同じ変化をします。逆にこれがじゃがいもが男性名詞なのか女性名詞なのかの問題を招いたともいえます。
野ねずみに根をかじられてしまったようです。
春先に畑を耕した際に、野ねずみの頭骨を発見しました。
スーパーで売られているじゃがいもは化学薬品が使われているのものがほとんどです。といいますのも、チェコにはじゃがいもの天敵が存在するのです。この天敵対策として化学薬品を使うところが多いです。幸いなことに日本にはまだ入ってきていませんが、この天敵、近いうちにご紹介いたします。
電車の車窓から外を眺めると、じゃがいも畑を見かけられることでしょう。
そして、良いレストランに入られますと、しっかりとした味のある、おいしいじゃがいもが味わえます。
自宅の庭でじゃがいもを育て、無農薬のおいしいじゃがいもを楽しむチェコ人はたくさんいます。
ぜひチェコで、おいしいじゃがいもをお試しになってください。
さて、この写真を覚えていてください。次回は、この写真から、また違ったチェコ語の世界をご紹介いたします。
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