もう1つのマグリット・ミュージアム 「マグリットの家」を訪ねて
現在日本で開催中のマグリット展をご覧になって、ベルギーへ旅してみたいと考えていらしゃる方もいるかもしれません。20世紀を代表するシュルレアリスムの巨匠、ルネ・マグリットは、ベルギーを代表する画家で、ロワイヤル広場にあるマグリット美術館には、毎日大勢のファンや美術愛好家が訪れています。
マグリットはどこからインスピレーションを得て、作品を作っていたのでしょうか。その秘密をひも解くために、マグリットが32歳から56歳ぐらいまでの間、実際に住んでいたという家を訪れてみました。
3年ほどパリ郊外に住み、パリのシュルレアリストと交流を持っていたマグリットが、32歳でブリュッセルへ戻ってきたときは、まだ売れない画家でした。当初は、弟と商業美術の会社を立ち上げ、ポスターを描いて生計を立てていたそうです。
後にマグリットの作品は高く評価されるようになりますが、その作品の多くが、この「マグリットの家」で描かれました。マグリットが妻と一緒に生活をしていた1階部分は、当時の内装を再現しています。じっくりと細かく見ていくと、家具や窓から見える風景などが、彼の代表する作品に登場していることに気づくでしょう。
ブリュッセル中心地からは少し離れていますが、トラムに乗れば最寄りの駅から徒歩数分ですので、マグリットの描く世界に魅せられた方は、訪れてみると新しい発見があるかもしれません。なお、「マグリットの家」は住宅街にあり、目立った看板があるわけでもないので、住所をご確認の上、お出かけください。
Musée René Magritte
開館日時: 水〜土 10:00~18:00(月・火、1/1、12/25 休館)
入館料: 大人 7.5ユーロ、子供・学生 6ユーロ
住所: Rue Esseghem 135, 1090 Bruxelles
TEL: +32 2 428 26 26
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