ブリュッセル市内の壁画アート②

公開日 : 2015年09月19日
最終更新 :
筆者 : SAORI

ブリュッセル市内の壁画アートは、1日では足りないほどたくさんあると、以前ご紹介しました。前回はグランプラス周辺の壁画を中心にご紹介しましたので、今回は場所を変えて、蚤の市のあるジュ・ド・バル(Jeu de Balle)からサブロン(Sablon)へ続くアンティーク店が立ち並ぶエリア周辺の壁画をご紹介しましょう。

タンタンの作者エルジェが手がけた「クックとプッケ(Quick & Flupke)」は、1930年に生まれた短編コミックで、いたずら好きのクックとプッケが繰り広げる日常が描かれています。エルジェは労働階級者が多く住むこのエリアを活性化したいという願いで、この壁画を描いたと言われています。クックとプッケはこのままおまわりさんに見つからずにいられるでしょうか?ドキドキ感が伝わってきそうな壁画です。

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Jije作の「ブロンダンとシラージュ(Blondin & Cir)」は1939年に生まれたコミックで、2人の少年の冒険を描いた物語です。Jijeはエルジェと並び、ベルギーを代表する漫画家で、たくさんの人気キャラクターを生み出しました。家の壁の形をうまく利用していて、たった2枚の絵なのにストーリーが伝わりますよね。

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昔ながらのコミックではありませんが、近年の作品も見つけました。ベルギーのシンボル小便小僧(マネケン・ピス)をテーマにした巨大壁画です。「マネケン・ピス」をもじって「マネケン・ピース(平和小僧)」が主役のこの壁画は、カラフルで大胆な構図です。

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ブリュッセル市内には、全部で50弱の壁画があると言われています。たまたま通った道に壁画アートがあったなんていうことも、珍しくありません。そんな偶然の発見があるのも、旅の楽しみですよね。

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