ANA成田＝ブリュッセル直行便が就航！

ベルギーのフラッグキャリアだったサベナ・ベルギー航空は、かつてベルギーから日本への直行便を提供する唯一の航空会社でした。1969年からは羽田へ、1978年の成田空港開設後は成田へ乗り入れており、日本とベルギーをつないでいましたが、2001年10月末には成田線から撤退し、2001年11月に経営破綻してしまいました。

それから14年経った2015年10月25日、新たに日本とベルギーをつなぐ直行便が誕生しました。就航したばかりのANAブリュッセル＝成田便を、詳しくご紹介します。

まず注目すべきは、日本各地からの乗り継ぎも可能な運行スケジュール。成田からブリュッセル行きのフライトは11:15発なので、7時台のフライトで成田へ向かえば、札幌・仙台・名古屋・伊丹・福岡空港から、ブリュッセル便への乗り継ぎが可能です。また、ブリュッセルから成田への帰国便は16:10着なので、遅くても21時前までには、札幌・仙台・名古屋・伊丹・福岡空港へ到着することができます。ブリュッセルがぐっと近くに感じられますね。

とはいえ、ブリュッセルまでの飛行時間は約12時間。長時間過ごす機内でのサービスも気になるところです。エコノミークラスでは、FacebookやTwitter上で「機内食総選挙」を行い、投票によって選ばれたお食事が提供されているそうです。どんなメニューが選ばれたのかは、搭乗後のお楽しみ。そして、機内エンターテイメントの番組数は、300チャンネルを超えるという充実ぶりなので、見逃した映画やドラマを見ていたら、あっという間にブリュッセルに着いたと感じる方もいるでしょう。

ヨーロッパへの旅は、1週間を超えることが多く、服や身の回り品だけでもかなりの量になります。さらにお土産用のスペースを確保となると、どうしても荷物が多くなってしまいますよね。エコノミークラスで、手荷物2個まで無料で預けらるというのは、嬉しいポイント。お土産をたくさん買いすぎてスーツケースに入らない！なんていう心配も、減りそうですね。

意外と知られていませんが、ブリュッセルはヨーロッパ各地へのアクセスがとても良く、パリ・ロンドン・アムステルダムへは鉄道で2時間程度で着きますし、他の主要都市へも飛行機に乗れば、2時間以内で行けてしまうという便利な場所です。直行便就航をきっかけに、日本からもより多くの方がブリュッセルを訪れてくださることを期待しています！