ブリュッセルでのコロナ対策
先日ベルギー政府より、新型コロナウイルス対策としてベルギー国内におけるマスク着用の義務化の適用範囲を拡大するという発表がありました。今までは、公共交通機関を利用する際や、美容院・マッサージなどの身体接触をともなうサービスを受ける際にマスクやそれに準ずる鼻と口を覆えるものを着用することが義務になっていましたが、
7月11日からは店舗やショッピングセンター、映画館・劇場、博物館・図書館など、生活していく上で訪れるほぼすべての場所でマスクを着用することが義務化されます。
今回は、このような規制のなかでブリュッセルの町はどんな様子なのかを紹介します。
ベルギー政府が提唱する"Golden Rules"
5月に公共交通機関でのマスク着用義務が決定された際、同時に国民が守るべき6つのGolden Rules(黄金律)が発表されました。
発表されたGolden Rulesは以下の6つです。
・定期的な手洗い等の衛生措置を適用すること
・屋外での活動を選好すること
・脆弱なグループに対して特段の注意を払うこと
・可能な限り、1.5メートルの安全距離を守ること
・接触を制限すること(1週間15名)
・集会の規模を制限すること(15名)
ブリュッセルの様子~町なか編~
さて、この黄金律を遵守したうえで、ブリュッセルの町なかはどんな風になっているでしょうか?
こちらは、ブリュッセル中心部のヨーロッパ最古のアーケードとして有名な「ギャルリーサンチュベール」
ひとつのマスが1.5m四方になっていて、ソーシャルディスタンスをわかりやすくするために床に赤いテープが引かれています。この枠を使って"The Grid"というソーシャルディスタンスを逆手に取ったアートイベントが水曜日と土曜日の昼間に開催されるそうですよ。
こちらは、各店の入口に掲載されている注意書き。
お店の広さによって一度に入れる人数が決まっています。こちらはあまり広くないお店だったので一度に入れるのは2名まで。滞在時間も30分にしてくださいということや、お店のなかではマスクをすること、支払いはクレジットカードについているコンタクトレスでの支払いを推奨する旨が記載されています。
ブリュッセルの様子~公共交通機関編~
次に公共交通機関ではどうでしょうか?
トラムやバスのドアには、もれなくこのマークがつけられています。さらにバスの場合は、乗る前の段階でマスクをつけていないと運転手にドアを開けてもらえません。
また、トラムやバスは運転手に近い一番前のエリアはビニールで仕切られていて利用できないので、それ以外のところから乗る必要があります。
最後はメトロ。メトロでは、電車に乗るときだけでなくこの表示があるところから先の駅構内でもマスク着用が義務です。もしメトロに乗らずに駅を通り抜けるだけだとしてもマスクをしていないと入れないので注意が必要です。
終わりに
今回はこのコロナ禍でのブリュッセルの町の様子を紹介しました。
なお、マスク着用が義務化されている場所でマスクをつけていなかった場合、€250の罰金が科されるそうです。自分の身を守るためにも、マスクは常にしておくくらいの意識でもいいかもしれません。
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