海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > ルーマニア/ブカレスト特派員ブログ

ルーマニア/ブカレスト特派員ブログ T&O

ルーマニア・ブカレスト特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


メール プリント もっと見る

5月に入り、気温も上昇中のルーマニアでは、多くの日本人のお客様の姿も目にします。そんな観光シーズンが到来したルーマニアですが、旅行される際、”治安“について不安に思われている方も多いのではないでしょうか?今回はそんなルーマニア並びに首都・ブカレストの治安状況を現地在住の日本人が解説したいと思います。

ブカレストのおすすめ観光スポットはこちらに詳しくまとめてあります!

ルーマニアの治安は最悪って本当?
IMG_9117.jpg

「ルーマニア 治安」とインターネットで検索すると、”悪い“や”最悪“、”野良犬“などの文字が多く出てきます。実際にルーマニアに来られてそう感じた方もおられると思いますし、まだ、訪れたことはないけれど、噂を耳にして治安が悪い国とのイメージを持っておられる方もいるでしょう。

「ルーマニア=治安が悪い」のイメージは、過去にルーマニア人も寄り付かない、危険な地域や人々のみをクローズアップした番組が日本で放送されたことも影響しているのかもしれません。


ルーマニアの国民性は?

IMG_7726.jpg

ルーマニアは治安が悪いと言われていますが、実際、そこで暮らすルーマニア人の国民性はどうなのでしょう?

在住者である私の場合、ルーマニア人は、助け合いの精神を持つ人が多く、特にお年寄りと女性には優しい国民性であると感じています。道に迷った際、親切に教えてくれる人も多いです。

しかし、国民全員が良い人ばかりなはずもなく、日本でも注意喚起情報が出ている通り、ルーマニアではスリやひったくりなどの被害が未だにあるのも事実(どこの海外の国でも起こりうることですが・・・)。

本来、ルーマニアは首都・ブカレストでも時間がゆっくり流れており、日本の中で独自の文化を形成している沖縄県の方も落ち着くと言うくらい、のんびり過ごせる国なのです。

ですが、日本ではなぜだかイメージが悪いルーマニア・・・。治安は実際のところどうなのか。危険な場所など、皆さんの気になる点についてお伝えしていきます。


ルーマニアやブカレストの治安は悪い?2017年はどうだった?

IMG_8676.jpg

ルーマニアの治安に関して、インターネットなどで調べると”悪い”と言う情報が出回っており、それが当たり前のようになっているようです。

日本人である私はルーマニアに移住して3年が経過。首都であるブカレストに住んでいますが、実際のところどうなのかと申しますと、幸いにも、これまで危険な目に遭ったことは一度もありません。私はとんでもなく背が高くもなければ、屈強な体つきをしているわけでもなく、体型は日本人男性の平均レベル。

治安についてですが、2017年にはルーマニア政府に対する国民の大規模なデモ活動が行われました。このデモは発生後1か月ほど経過した後に収束しています。しかし、日本でもニュースで扱われたため、このデモを見て危険な国だと思われた方も中にはいるかもしれません。

また、”野良犬が多い”から危険との情報も多く見受けられます。これに関しては、2007年のEU加盟以降、大幅に減少しています。現在も田舎の村では見かけることもありますが、ブカレストの中心街や公園などで見かけることはほとんどありません。※仮に見かけた場合でも、餌をあげたり、可愛くても近づかないようにしてくださいね。

日本人が巻き込まれた事件はある?ルーマニアやブカレストで身を守るための3つのポイント


では、日本人が危険な目にあった事件は起きているのかと言うと、残念ながら発生しています。もっとも近いもので2017年に起きています。以下、在ルーマニア大使館から発信された情報です。

2007年12月中旬、ブカレスト市中心街のオペラ座周辺の路上において、日本人が被害に遭う集団暴行事件が発生しました。加害者はいずれも17~18歳の若者で、容貌は迷彩柄の服、革ジャン、丸坊主といった一見人種差別主義者風のものであったので、そのような人物を見かけた場合は近づかないよう十分注意が必要です。 他方、同地区に限らず、トラブルに巻き込まれないよう繁華街への夜間の外出はなるべく避けるようにしてください。


ルーマニアだけでなく、どこの国においてもそうですが、危険な目に遭わないためには以下の3つは最低でも守ることが必要になります。

1.デモが起きている現場や危険と言われている地域に近づかない。
2.危険が伴うかもしれないお店や歓楽街(カジノ、クラブ、風俗店など)やその周辺地域に出向かない。
3.夜遅くに外出しない。


ことが大切です。危険が伴うかもしれない行動をすればするほど、金品を盗まれるなどトラブルに合う確率も高くなります。


注意すべき危険な地域はある?

IMG_1995.jpg
※危険と言われるブカレスト北駅周辺

ルーマニア全体で言えるのは、観光客が利用する主要駅の付近は、両替やホテルの斡旋、タクシーの手配を手伝うフリをし、高額な手数料を請求する詐欺行為などが発生する可能性があります。また、バスを利用される際は、バッグから金品が盗まれる可能性があるため、バックパックは背負ったままにせず、抱きかかえるなどの注意が必要です。

ブカレストでは特に北駅付近でスリや詐欺行為が多い傾向にあります。日本で怪しい人に物事を頼んだり、付いていかないのと同じで、海外に来た際にも気をつけてください。自ら声を掛けて交渉してくる人には注意したほうが良いでしょう。

歌舞伎町などの歓楽街でトラブルが多いのと同じで、貧困層が多く住んでいる地域やお店(カジノ、クラブ、風俗店など)に出向けば、トラブルに合う確率は高まります。旅行に来たからと言って羽目を外し過ぎると危険です。

在住歴3年で、幸いにも一度も危険な目に遭っていない私ですが、それは”危険”と言われている地域にはあまり寄り付かないようにしているからかもしれません。海外ですので、日本以上に、自分の身は自分で守ることが基本となります。

また、ブカレストでは、ぼったくりタクシーや違法タクシーにも要注意です。
タクシーを利用する方は、乗車前にこちらの記事で注意点を確認してください!


外務省や在ルーマニア日本大使館が発信している2018年現在の治安状況は?

私はルーマニアに住んでいますので、在ルーマニア日本大使館や外務省から治安状況を知らせるメールが届けられます。

最新の情報では、現在のルーマニアの治安機関によるテロ脅威度評価は5段階中の第2段階にあたる「ブルー(注意レベル)」となっているため、特段、心配することはない状況です。


ルーマニアの治安まとめ:日本と同じように過ごせば安全で快適な旅ができる!

IMG_7719.jpg

ルーマニアは治安が悪いと言われていますが、在住者の私から見ても、日本と比べて凶悪犯罪は多くなく、比較的穏やかな国であると言えます。

ルーマニア人に聞くと、数十年前は今より治安が悪く、野良犬も無数にいて恐ろしかったそうですが、現在のルーマニアはEUに加盟して以降、治安や野良犬問題も改善され、旅行もしやすくなっています。


ルーマニアは春から11月頃までが観光シーズンです。インターネットで検索した情報を目にすると、ルーマニアは危ないと考える人も多くいるかと思います。しかし、実際に訪れ、目の当たりにすると多くのギャップを感じることでしょう。

是非、のどかな国・ルーマニアで素敵な時間を過ごしてください!

※ルーマニア政府公認・日本語ガイドが一押しするブカレストのおすすめ観光スポットはこちら!

Text & Photo by T.O


2018年5月15日

2018年が明けてから早くも「イースター」の季節である4月へと突入しました。イースターはキリストの「復活」を意味し、それを祝う日を指します。

2018年のイースターはいつ?
_DSC0109.JPG

ルーマニアは東方教会であるため、今年は4月8日がイースターとなっています。イースターは固定されている訳ではなく、変動制であるため、毎年違うのです。

ルーマニアは国民の約9割が正教徒
_DSC0115.JPG

キリスト教はカトリックやプロテスタントなど、幾つか宗派がありますが、ルーマニア国民の約9割と多くの人が信奉しているのが、「正教」です。

カトリックやプロテスタントなどの西方教会は4月1日がイースターとなっているため、それよりも一週間遅く迎えることになります。

イースターの日は毎年どうやって決まるの?
日本では、あまり馴染みがないため、どのようにイースターの日が決定されるのか、気になりますよね。東方教会であるルーマニアの国教「正教」のイースターの場合は、「春分の日」が過ぎた後に現れる「最初の満月」の日の「次の日曜日」に行うことになっています。

この条件に合致する日と言うのが、2018年は4月8日なのです。

ルーマニア国民が心待ちにするイースター
18110965_1304321369650518_1735406430_o.jpg

正教徒であるルーマニア国民にとって、イースターはとても大事な祝いの日です。

イースター当日は日曜日のためお休みですが、その次の月曜日も祝日となり、土・日・月の3連休となります。皆が実家に戻って家族を祝うのが一般的。

イースターでは正教のシンボルとなっている羊の肉とともに、食紅で色付けされたイースターエッグを食します。

家庭によってはプラスして、ルーマニアを代表する伝統料理の「サルマーレ」なども加わり、お酒を飲みながら家族みんなで祝います。

お祝い好きのルーマニア人にとっては、宗教的な意味合いとしてはもちろん、祝いの日であるため、酒好きにとっても言い訳しながら、沢山飲むことができる絶好の機会となっているのです。

日本人には真似できない?!イースターを迎えるまでの準備とは?
イースターを迎えるまでの大切な準備が「断食」です。正しい方法はイースターを迎える2か月ほど前から開始されます。ルーマニア国民は一週間くらい前から断食し始めるのが一般的。

この断食の期間中は動物性の肉や油などから作られた食品、牛乳やチーズなどの乳製品も食べてはいけないことになっています。ですから、イースターは一週間ぶりにお肉が食せる機会でもあるのです。

ルーマニアの国教になっているとは言っても、断食は強制ではなく、行うかは個人の自由となっています。

イースターの時期に旅行される方の注意点
イースターの時期にルーマニアへ旅行される方の注意点として、イースター前日は、スーパーやチェーン店を含むカフェ、レストランなどが半日営業のみで閉店してしまいます。

イースター当日は飲食店を含むほぼ全てのお店が休業中ですので、注意してください。ホテルに併設されているレストランなどは営業しているようです。日本ではあまり馴染みのないイースターを本場で味わってみてはいかがでしょうか?

ブカレストのおすすめ観光スポットはこちらに詳しくまとめてあります!


2018年4月 8日

3月に入り、日本は暖かくなってきたでしょうか?今年のルーマニアは寒くなるのが遅く、2月下旬に大雪が降り、例年通り氷点下20度の白銀の世界へと変わりました。すでに3月も下旬ですが、ブカレストでは4日前から間隔を空けてチラチラと雪が舞っています

ルーマニアの気候区分は?雪は降る?
写真 2.JPG


ルーマニアは北海道とだいたい同じ緯度に位置しており、気候は「大陸性気候」に分類され、四季が感じられる国です。

雪に関してですが、北海道と同じ緯度ということで山岳部はもちろん、首都ブカレストでも毎年のように雪が降り積もります。


ルーマニアの冬の最低気温と平均気温は?

写真 1.JPG

ルーマニアは1~2月が一年を通して特に寒く、通常は3月入り徐々に穏やかな陽気へと変わっていきます。

最低気温ですが、私が住んでいるブカレストでは毎年のように2月にマイナス20度まで低下します。

冬場の平均気温は0度を下回り、北海道と同じ緯度にある国だと実感できます。3月から4月にかけてはそれほど寒くはなりませんが、今年のように3月下旬になっても雪が積もることもあるため、防寒対策は大切です。


冬のルーマニア観光で準備すべきアイテム4つとは?

_DSC0102.jpg

首都ブカレストを含め、冬場は厳しい寒さのルーマニアですが、屋内やショッピングセンターに入ると汗をかくほど、暑いです。

屋外と屋内の気温差が激しいため、汗をかいたまま屋外へ出て体が冷やされて風邪をひかないように気をつけることが大切です。

屋外と屋内で体温調整できるよう、薄手のダウンジャケットのようなアウターを準備しておくと便利です。場所に合わせて簡単に脱ぎ着できる薄手のアウターがあれば寒さもしのぎやすくなります。

薄手のアウターの他に、ニットキャップやマフラー、手袋は必須です。忘れずに持参してください。

ルーマニアは冬場の寒さが厳しい国ですが、現地に住んでいる人々も意外と寒がり屋さんが多く、街を歩くとニットキャップ、マフラー、手袋のいずれかを身につける人に多く出くわします。


冬のルーマニア観光で準備すべきアイテム4つ
1.薄手のダウンジャケット(ユニクロのウルトラライトダウンのような商品)
2.ニットキャップ
3.マフラー
4.手袋

冬のルーマニア旅行は一味違った体験ができる!

ルーマニアの観光シーズンは4月から11月頃までとなっています。冬場は寒さもあり、観光に適しているとは言えません。しかし、雪化粧をした名所旧跡が見られる事や、スキー・スノーボードと言ったウインタースポーツも盛ん。ルーマニア伝統の煮込み料理やホットワインもより一層美味しく感じられます。一味違った体験をしにルーマニアに訪れてはいかがでしょうか?

ブカレストのおすすめ観光スポットはこちらに詳しくまとめてあります!

Text & Photo by T.O


2018年3月26日
2018年2月28日
2018年1月30日
2017年12月25日
2017年11月29日
⇒すべての記事を見る

ルーマニア旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■ルーマニアの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2ウクライナ/オデッサエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • ブカレスト特派員

    ブカレスト特派員
    T&O
    ブカレスト在住。日本人のTとルーマニア人のOが様々な視点から現地情報をお届けします! 現地にてルーマニアと日本のヒト・モノ・コトを繋ぐ会社「Japan Transit Platform SRL」を設立。 日本語レッスン教室を軸として翻訳、通訳、ガイド、日本企業とのコラボレーション等も受付けています。
    ご連絡はこちらへお願いします。
    個人ブログはこちらから。
    facebook DISQUS ID @disqus_ztlxP8B2Hp

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集