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ルーマニア/ブカレスト特派員ブログ T&O

ルーマニア・ブカレスト特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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皆さんルーマニアの1年間の祝日の数が何日かご存知ですか?日本の祝日は20日と言われていますが、ルーマニアは約半分の11日しかないのです。ルーマニア人は意外?!と働き者なのです。

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ルーマニアはヨーロッパの中でも数年前まで祝日が少ない国として知られていました。しかし、最近ではその少なさを改善するため祝日の数が徐々に増えてきました。

祝日が増えた理由は、ルーマニア正教会で大切とされている聖人を祀る日をルーマニア政府が新たに祝日として取り決めたからです。

これにより、ルーマニアの祝日は11日となりましたが、半分以上はルーマニア正教会と関係のある日が祝日となっています。


今回の記事では各祝日とその意味を少しだけご紹介します。この祝日の時期に合わせてルーマニアに訪れるとイベントが行われている可能性が高いため、有意義に過ごすことができるでしょう。

1.新年 1月1-2日

新年はヨーロッパで基本的に1日しか祝われていません。日本のように正月に長期間休む習慣はありません。

例外としてルーマニア、モルドヴァとスロヴェニアでは新年に2日間の休みが与えられます。パーティーが好きなルーマニア人は新年を迎えるため、友達や親戚などが大勢集まって一晩中、食事をして楽しんでいます。

クリスマスの25~26日も祝日となるため、ルーマニアでは12月の終わりから1月の始まりまでがもっともワクワクする時期となります。

2.ルーマニア公国統一記念日 1月24日

中世時代の頃から1859年まで、ルーマニアはワラキア、モルダヴィア、トランシルバニアという3つの国に分かれていました。

同じ言葉を話して、同じ習慣を守っていた民族でありましたが周りの国の反対を受け、同じ民族でありながら国を隔てて暮らしていました。

1859年に行われた選挙において同一の大公がワラキア、モルダヴィアの2つの国から選ばれたことによって統一され、現在のルーマニアの前身となる「ルーマニア公国」が誕生。その「ルーマニア公国」の統一を記念して祝日となっています。

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3.復活祭 4月9日(年によって変動します)

復活祭はルーマニア語で「パシュティ」と言う名前で知られていて、ルーマニア正教の一番重要な祭日です。日本の皆さんには「イースター」という名前のほうが馴染み深いかもしれません。

パシュティは国によって祝い方が違いますが、ルーマニアでは復活祭の時に家族に会って皆で食事をします。「ラムのステーキ」、赤く染めたゆで卵として有名な「イースターエッグ」、「パスカ」と言うデザートがパシュティの典型的な料理となっています。


4.労働日 5月1日


世界的なメーデーとして知られている休日です。

5/1日は「夏のシーズン」の始まりとしても知られ、海水浴に出かけるルーマニア人によって、黒海沿岸のホテルは満室になります。


5.聖霊降臨祭 復活祭から40日後

聖霊降臨祭はルーマニア正教の国で復活祭後の40日目に祝われ、復活祭と同じように、年ごとに祝う日が変動します。


6.聖母被昇天祭 8月15日


聖母被昇天祭は「聖母マリア」が永眠した日です。

ルーマニアではマリアやマリンと言う名前が大人気のため、沢山のルーマニア人が8月15日の聖母被昇天祭とともに自分の名前の日もお祝いします。

知っている人もいるかもしれませんが、ルーマニア人の半分以上はルーマニア正教の聖人の名前が名付けられています。各聖人を祀る日は、同じ名前がつけられている人の「名前の日」となり、お祝いをします。

7.聖アンドレイ祭 11月30日

聖アンドレイ祭は「聖アンドレイ」が永眠した日です。

イエスの12人の弟子の一人である聖アンドレイは、ルーマニア地方を訪れ、ルーマニア人に正教を教えた人物です。そのため、ルーマニア正教会で大切にされている聖人の一人です。

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8.統一記念日 12月1日

統一記念日は第一次世界大戦後の1918年12月1日、ルーマニア公国とトランシルヴァニアが統一した日です。

今年は1918年に統一して以来100周年の記念の年となりますので、12月1日付近にはルーマニアでも多くのイベントが開催される予定となっています。

ルーマニアの12月は寒いため、例年なら観光客は少ないのですが、今年は来るなら12月が狙い目です。

9.クリスマス 12月25~26日

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1年間で最後の祝日はクリスマスです。ルーマニアでクリスマスは子供達が楽しむ祝日だけではなく、大人もお互いにプレゼントを交換したり、家でのんびりできる大切な祝日です。ルーマニアのみならず、ヨーロッパで一番愛されている祝日になるかと思います。


2018年1月30日

ルーマニアの母国語は「ルーマニア語」です。ルーマニア語はラテン系の言葉で発音がイタリア語やポルトガル語によく似ている言葉です。ルーマニア語の七つの母音のうち、五つは日本語の母音と同じ発音をしているため日本人にとって非常に発音しやすい言葉だと言われています。


都市部ではある程度、英語が通じるためルーマニア語が分からなくても旅行を楽しむことが出来ます。しかし、どちらも話せない・・・という人のために、今回は日本人向けツアーガイドをしている私が、”ショッピングで使えるルーマニア語”をご紹介します。実際に日本人のお客様から質問されるフレーズばかりを厳選して集めました。


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●お店で声をかけてくる店員さんに使えるルーマニア語


日本も同じかと思いますが、ルーマニアでもお店に入ると、すぐに「Va pot ajuta cu ceva?(ヴァ・ポット・アジュタ・ク・チェヴァ?)」と聞かれます。この文章は「あなたを手伝うことができますか」という意味になります。


探しの物がある場合は、店員に用件伝えると対応してくれますが、特に何も要らない、ただ見たいだけという場合が多いかと思います。そんな時には断りを入れるこの表現が使えます!


①:ただ見ているだけです。→「Ma uit doar(マ・ウイト・ドアル)」





●服を買いたい時に役に立つルーマニア語



言葉が通じないと海外で服を買うことはあまり簡単ではありませんよね。しかし、ヨーロッパを拠点にしている海外ブランドの場合、日本よりも格安で手に入れられる可能性があるため、挑戦したいという人も多いと思います。ルーマニアで服を買うことを挑戦したい方は以下の表現を覚えておくと便利です。


【お客様が使えるフレーズ】

②:試着室はどこですか?→「Unde este cabina de proba?(ウンデ・エステ・カビナ・デ・プロバ?)」


③:もっと大きいサイズがありますか。→「Aveti o marime mai mare?(アヴェツィ・オ・マリメ・マイ・マレ?)」


④:もっと小さいサイズがありますか。→「Aveti o marime mai mica?(アヴェツィ・オ・マリメ・マイ・ミカ?)」


⑤:他の色がありますか 。→「Aveti alta culoare?(アヴぇツィ・アルタ・クロアレ?)」


⑥:これにします 。→「Ramane aceasta.(ラムネ・アチェアスタ)」


【店員が良く使うフレーズ】

⑦:はい。少々お待ちください 。→「Da. Asteptati putin va rog.(ダ・アシュテプタツィ・プツィン・ヴァ・ログ)」


⑧:いいえ。これは最後です。→「Nu. Este ultima.(ヌ・エステ・ウルティマ)」


⑨:確認いたします。→「Ma duc sa verific.(マ・ドゥック・サ・ヴェリフィック)」





●蚤の市やマーケットでの値段交渉


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ルーマニアを旅行される方に人気なのが蚤の市やマーケットです。週末や祭日には蚤の市やマーケットが開催されています。古い雑貨から伝統的民芸品まで揃ているため見ているだけでも楽しめますが、購入する場合には価格に注意する必要があります!


特に商品に値札がついていない場合、人の足元を見て値段を言われる可能性があります。日本人のみならず観光客だと分かれば通常よりも高い値段を言われることもしばしばあります。(←これはどこの国に行っても同じだと思います。)


そのため、どうしても購入したい商品に値札が付いていなかった場合には値段交渉をする必要が出てきます。値段交渉するフレーズは、値段が書かれた商品を値切る際にも使えるため、覚えておくと便利です。


⑩:いくらですか。→「Cat costa?(カット・コスタ?)」


⑪:高すぎます 。→「Este prea scump!(エステ・プレァ・スクンプ)」


⑫:まだ高すぎます 。→「Tot este prea scump!(トット・エステ・プレァ・スクンプ)」


⑬:〜レイ(現地通貨名)しかありません。→「Nu am decat … lei.(ヌ・アム・デ・カット… レイ)」


⑭:〜レイ(現地通貨名)で買ってもいいですか?→「Mi-l lasati la … lei?(ミル・ラサツィ・ラ… レイ?)」


⑮:2つ買ったら安くなりますか?→「Daca iau doua, mi le dati mai ieftin?(ダカ・ヤウ・ドウア・ミ・レ・ダツィ・マイ・イェフティン?)」


⑯:これを買います。→「Ramane aceasta.(ラムネ・アチェアスタ)」


12月はクリスマスシーズン真っただ中です。ルーマニアに訪れる機会のある方はクリスマスマーケットなどのイベントに出向いてご紹介した表現を是非使ってみてくださいね!


2017年12月25日

ぺリショール城はプラホヴァ川の渓谷に建てられた小規模の宮殿です。1899年〜1902年の間にカレル・リマーンというチェコの建築家によって建設され、ベルナルド・ルドヴィグによって装飾されました。



このぺリショール城は、ルーマニア王室のカロル1世の命令によって子孫のフェルディナンド1世とフェルディナンド1世の奥さん、マリア王妃のため建てられ、1903年から夏の離宮として使われるようになりました。



ベルナルド・ルドヴィグによって作られた内部の家具と装飾で判断するとペリショール城は20世紀の始まりの芸術運動に強く影響された宮殿だと思われます。


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160もの部屋があるペレシュ城と比べ、99部屋しかないぺリショール城は小さな宮殿ですが、ペレシュ城に劣らず豪華な作りとなっています。名誉回廊という廊下にはカシの木の羽目板が貼ってあります。金の寝室はマリア王妃によって描かれたスケッチを基づいて装飾されました。金の寝室の家具はボダイジュの木で作られ、その上に金箔が貼られています。


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マリア王妃は自らの事務室も自分でデザインしました。
金の部屋ではアイルランドの紋章となっているアザミの葉っぱで飾られています。
マリア王妃の出身はアイルランドであるため、自国のシンボルをルーマニアにも取り入れたのです。
このお城でフェルディナンド1世とマリア王妃の四人の子供:カロル二世(フェルディナンド1世を継いだ王様)、マリワラ(ユーゴスラビアの王妃となった長女)、エリサベタ(ギリシアの王妃となった次女)と二コラエも育てられました。


主な部屋:


名誉回廊
名誉回廊はシンプルで豪華です。この回廊の一番の目玉はカシの木の壁の羽目板とステンドグラスの天窓、1900年代の典型的な建築のモチーフです。
フェルディナンド1世の事務室
フェルディナンド1世の事務室は重厚な雰囲気をしている部屋です。ネオルネサンスの家具の中で一番目立っているのはクルミの木で作られた机です。この机にはルーマニアの王室がシナイヤで所有している三つのお城:ペレシュ城、ペリショール城とフォイショル城が彫刻されています。

礼拝堂
マリア王妃の寝室にある礼拝堂はルシュキツァの大理石で装飾されています。礼拝堂の入り口はアーチの形をし、編み込みの彫刻で飾られています。そしてアーチの真ん中には正教の太陽の十字架があります。
濃い色のステンドグラスのおかげで礼拝堂の中の雰囲気はとても厳かです。

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金の寝室
金の寝室の家具は全てマリア王妃によってデザインされ、1909年にシナイヤのアトリエで作られました。寝室の家具はボダイジュウの木で作られ、全て金が貼れています。装飾としてマリア王妃の生まれた国の紋章、アザミの葉っぱで飾られています。アイルランドに住んでいたケルト民族の影響は編み込みの装飾で現れ、ビザンチン帝国の影響は動物や葉っぱの模様となって現わされています。

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マリア王妃の事務室
マリア王妃の事務室はブルンコヴェアヌ建築様式の部屋です。内部は素朴でルーマニアの伝統的な部屋の雰囲気をしています:アーチ、暖炉と王妃によってデザインされた木造の家具があります。机と椅子にはマリア王妃のシンボルとなっているマンジとユリで飾られています。

金の部屋
金が貼ってある化粧漆喰の壁はアザミの葉っぱで飾られています。アザミの葉っぱはアイルランドのナンシと言う町の紋章です。この町はマリア王妃の出身地だけではなく、アールヌヴォ様式が生まれた町です。
天窓はケルトの十字架をしています。
家具はケルトとビザンチンのモチーフを使った家具となっています。

ペリショール城には貴重なアールヌヴォの作品のコレクションがあります。この作品は〚Tinerimea Artistica・芸術的な若者〛というマリア王妃によって指導されたアーティストの団体によって作られました。
このコレクションの中で一番貴重な作品は原稿とユリの塗り絵です。この原稿はフェルディナンド1世にプレゼントとして贈るためにマリア王妃が作ったものです。

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2017年11月29日
2017年10月31日
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  • 特派員プロフィール
  • ブカレスト特派員

    ブカレスト特派員
    T&O
    ブカレスト在住。日本人のTとルーマニア人のOが様々な視点から現地情報をお届けします! 現地にてルーマニアと日本のヒト・モノ・コトを繋ぐ会社「Japan Transit Platform SRL」を設立。 日本語レッスン教室を軸として翻訳、通訳、ガイド、日本企業とのコラボレーション等も受付けています。
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