ルーマニア人が12月を大好きな理由

あなたの一番好きな季節はどの季節ですか？暑くて楽しい夏ですか？それとも寒くて白い冬のほうが好きですか？どの季節かを選ばなければいけなかった場合、ルーマニア人は、一番好きな季節として冬を選ぶ方が多いと思います。一年間の中で特に１２月をずっと前から楽しみにしている方が多いと思います。あなたも１２月がすきですか？なぜルーマニア人は１２月がそんなに好きなのか知っていますか？今回の記事では、ルーマニア人が１２月を好きな理由を5つ紹介します。

ルーマニア人が１２月を好きな理由①『お祝い』

ルーマニアでは１２月に沢山のお祝いの日があります。建国記念日、クリスマスやお正月は全て祝日で家族や友達と一緒に楽しい時間を過ごす機会です。１２月６日はヨーロッパの国が聖二コラスを祝う日であり、この日は祭日となります。この日のお祝いの仕方は、国によって色々な習慣がありますが、ルーマニア人の祝い方はとても楽しいのです。５日の夜に、子供達は寝る前に、自分の靴を綺麗にし、玄関に靴を揃えてから寝に行きます。そして、翌日の朝、一年間ずっと学校で頑張ったり、両親を手伝ったりした良い子供達にむけて、玄関に揃えた靴の中にお菓子やプレゼントが贈られる日でもあるのです。それを子供達が見て大はしゃぎします。日本ではクリスマスに同じようなことをする方も多いと思います。逆に、よくいたずらをした子供達に対してはお菓子の代わりに、ただの木の枝が贈られます。可愛そうですが、それがルーマニアの習慣でもあるのです。

ルーマニア人が１２月を好きな理由②『飾り』

１２月になると、ルーマニア人が自宅、街の中、モール、学校や職場を飾りつけます。どこに行っても綺麗な飾りやクリスマスツリーがあるので、１２月は一番雰囲気が良いです。

ルーマニア人が１２月を好きな理由③『温ワイン』

ルーマニアの冬は北海道と同じように寒いです。１２月から雪が降り始めて３月の中旬までずっと溶けない地方は沢山あります。その寒さを耐えられるようにルーマニア人が体を温める方法を知っていますか？

寒い日には、良い香りの温ワインを飲みます。赤や白ワインを沸かして砂糖、シナモン、クローブ、りんご、オレンジ、レモンやコショウなどを加えるととても美味しい飲み物が作れます。自宅でも簡単に作れますので、日本の皆さんも是非作ってみてください。

ルーマニア人が１２月を好きな理由④『クリスマスマーケット』

１２月はルーマニア人にとってプレゼントを渡す月！なのでクリスマスマーケットはとても人気があります。安くてここでしか出会えないような伝統的なものから自家製のお菓子まで、クリスマスマーケットでは何でも買えます。クリスマスのリースや飾り物、クリスマスツリーのライトなども可愛いプレゼントとしてよく売れています。

ルーマニア人が１２月を好きな理由⑤『散歩』

夏にブカレストを訪れたことがある方は、冬にもブカレストに戻らないと損すると思います。夏と違って冬のブカレストは、夏の時にも増して魅力がある雰囲気を醸し出しています。街中の飾りやイルミネーションを見て、暖かい飲み物を飲みながら冷たい空気の中で散歩することは冬の一つの楽しみです。本当に寒いですが、沢山服を着て、防寒対策バッチリで出かけてくださいね！

Text & Photo by T.O