年末年始も開催されるクリスマスマーケットの人気モノ
ルーマニアでは、２４、２５、２６日のクリスマスにおける祝日が終わると、皆の心は一気に年末年始へと向かいます。多くの社会人は２４日のクリスマスイブから年明けの１月４日くらいまで冬休みとなることが多いそうです。それを見計らうように、街では大小さまざまなクリスマスマーケットが開催されています。
そんなクリスマスマーケットの中でも人気なのは、やっぱり食です。ルーマニアの人々、特に女性は家で伝統的な家庭料理であるサルマーレからケーキまでなんでも自家製で作ってしまいます。クリスマスマーケットではその自家製の食品も多く売られており、人気を博しています。
マーケットで売られている自家製品で特に人気のあるものは、チーズやコゾナックです。スーパーでも売られていますが、自家製が人気なのは添加物などが不使用ということが支持されてる理由の一つです。値段も自家製とスーパーでは同じくらいの価格となっています。
ルーマニアはもともと酪農が盛んで、チーズも多く作られており、ブカレストや地方都市を外れると羊飼いや酪農をしている人々と出会えます。そんな人々がこのクリスマスマーケットの時期にブカレストにやってきて自家製のチーズを販売しています。松の木の皮に覆われた羊のミルクで作ったチーズや、唐辛子やほうれん草が練りこまれたチーズ、多くの人におなじみのエメンタールチーズなど様々な自家製チーズが並びます。ルーマニアの値段も手ごろでおいしいチーズにハマってしまうと、日本で売られているチーズでは物足りなくなってしまうと思いますよ。
コゾナックはルーマニアの伝統的なケーキの名前です。日本にあるのもで例えると、カステラと菓子パンとスポンジケーキの中間のような食感のケーキです。クリスマスには欠かせないコゾナックは、各家庭で作る人ももちろんいますが、マーケットでも頻繁に見かける食品です。値段は５～２０LEI（レイ）くらいと日本円で一斤１５０円～６００円ほどで買うことができます。クリスマスを過ぎても年末年始はクリスマスマーケットが各地で開催されていますので、冬休みにブカレストに来られる方は是非マーケットで初めて見る食品を手に取り食してみて下さい！
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