ご挨拶/ハンガリーで愛されつづけるお菓子「Túró Rudi」

公開日 : 2014年04月16日
最終更新 :
筆者 : Shuri

みなさん、はじめまして!

今回から 「地球の歩き方」 ハンガリー/ブダペスト特派員ブログを

担当させていただくことになりましたShuriと申します。

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夕暮れ時は、まるで絵本の挿絵のよう...!

外国語アレルギーだった私が日本語を流暢に話すハンガリー人の夫と出逢い、

初めて渡洪したのは2007年。

美味しいハンガリー料理と可愛らしい民芸品、不思議と心落ち着くハンガリーに魅了され

2009年にブダペストに移住してきました。

自分の結婚式の打ち合わせにはなんとかハンガリー語で参加したい!と

現地の語学学校に毎日通い詰めたり、早くハンガリーに馴染みたい!と

用もないのに街に出て度々迷子になっていたことも、今ではいい思い出です。

春と秋はあっという間に過ぎ去り、夏は猛暑日が続き、冬は長く極寒のハンガリー。

でもどんなに季節に訪れても、ブダペストの街は変わらぬ感動と"旬"の楽しみを与えてくれます。

そんな季節感ある情報や、知っているだけでハンガリーの旅がもっと楽しくなるような情報を

少しずつお届けしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!

さて突然ですが、みなさんはこの模様を見て何を連想しますか?

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白と赤の組み合わせに、丸い模様...

「日の丸」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

では、ハンガリー人にもこの模様を見せて質問してみると...?

どうでしょう。

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レトロなデザインが可愛らしい!

かなりの確率で「Túró Rudi (トゥーロールディ)!」という

答えが返ってくるのではないかと思います。

ちなみに、このお菓子が誕生したのは1968年。

40年以上経った今も変わらず、ハンガリー人に愛され続けている

"国民的お菓子" のひとつなのです。

「Pöttyös (プッチュシュ)」というのはブランド名で、「水玉模様」という意味。

そして「Túró (トゥーロー)」というのは、カッテージチーズのこと。

あまり馴染みがないかもしれませんが、ハンガリーではケーキやお菓子だけでなく、

パスタなどのお料理にまで幅広く使われています。

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オリンピックのユニフォームまで !?

余談ですが、2008年に開催された北京オリンピックの開会式。

ハンガリー選手団の公式ユニフォームを見て、「Túró Rudi だ!」と

話題になったという話を聞きました。

ジョーク好きのハンガリー人らしい、笑い話です。

(ユニフォームの柄は、赤い花柄でした)

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さて、気になる中身は...

割ってみると、中には甘酸っぱいカッテージチーズがぎっしり!低脂肪カッテージチーズが

使われているのも、嬉しいポイント。まわりはココアクリームでコーティングされています。

ほろほろと口の中でほぐれる甘いカッテージチーズは、ほんのりレモン味。

クセもなく後味もサッパリしているので、ついもう1本...と手が伸びてしまう方も多いようです。

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たっぷり味わいたい方は、ÓRIÁS (特大) サイズを!

サイズは2種類。

普通サイズ (30g) 95 HUF (約43円)

特大サイズ (51g) 109 HUF (約49円)

"国民的お菓子" と言われているだけあって、スーパーマーケットや小さな商店など手軽に

買うことができるのですが「要冷蔵」のため、チョコレートなどがあるお菓子売り場ではなく、

乳製品などが並ぶ冷蔵ケースに並んでいます。

これからの時期、ブダペストの気温はどんどん高くなってきます。

手に握っていたり、少しの間だから...とバッグに入れておくだけでも、

すぐにぐにゃぐにゃと溶け出してしまうのでご注意を!

まだ冷たいうちに、まわりのココアクリームがパリッとしている時にいただくのがお勧めですよ。

また公式ホームページによると、定番のプレーン(Natúr)の他に、

プレーンのミルク増量タイプ、バナナ味、プルーン味、あんず味、いちご味、

ピーナッツクリーム味が製造されているとのこと。

個人的には、プレーンがお勧めです!

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Cserpes社の「Trudi」

ちなみにこのお菓子は、水玉模様のメーカー以外からも発売されています。

数年前のおいしさランキングでは、Cserpes社の「Cserpes Trudi (チェルペシュ ティールディ)」が

一番人気だったそうです。(Pöttyösのプレーン味は、惜しくも2位)

懐かしさランキングだったら、きっとPöttyösが勝っていたはず...!

乳製品を扱うお店「Cserpes」については、また後日ご紹介します。

ハンガリー旅行中にTúró Rudiのファンになった方から、

帰国後にあの水玉模様が恋しくなってしまった...なんていう話をよく聞くのですが

残念ながらこのお菓子、日本で買うことができません。

また要冷蔵商品でもありますので、お土産には不向きかなと思います。

ハンガリー滞在中のおやつとして、ぜひお試しください!

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