夏の定番!リフレッシュドリンク「Bodzaszörp」〜ノンアルコール編〜
6月に入り、じわじわと気温が上がってきているブダペスト。
家を出る前に気合いを入れないと、日差しに負けてしまいそうなほどの
夏日も多くなってきました。
これからの季節、街歩きを楽しんだ後は 冷た〜いドリンク を飲んで
リフレッシュ!したくなりますよね。
ただ、ハンガリーのアイスコーヒーやアイスティーは甘いものが多いし
だからと言って、せっかくハンガリーに来ているのにレモネードやミネラルウォーターだけ
というのも、特別感がない感じ...
そこで今回は、まだあまり日本人観光客に知られていない、ハンガリーの夏の定番
リフレッシュドリンク (ノンアルコール) をご紹介します!
名前は「Bodzaszörp (ボッザ スルプ)」
Bodza (ボッザ)という花から作った、シロップです。
私も含め、ハンガリー在住の日本人の間でも大人気の夏定番のドリンクです!
「Bodza」 とは、西洋ニワトコのこと。
エルダーフラワーと言えば、ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マスカットのような爽やかな香りがする、小さくて可憐な白い花で
ここでは毎年5月半ば頃に満開となります。
Bodzaの花は、このように咲いています。
太陽をたっぷり浴びて上の方に咲いている花は、大きくてふわっとしているのですが
それを採るのは、まず不可能! 高さは、高いもので10mほどあるのだとか。
高枝切りばさみが欲しい〜と心から思う瞬間です。
シロップ作りのために、今年もBodzaを摘みに行って来ました。
ポイントは、空気がきれいな所に咲いている花を選ぶこと!
更に、アブラムシがついていない花がベスト。
花を洗うと花粉まで取れてしまって、香りが半減してしまうのです。
さて、材料が分かったところで、次は「Bodzaszörp」の作り方。
我が家は一年中飲みたいので、煮詰めて作る "シロップ" タイプを作りますが
煮ずに漬けて作る"ドリンク"タイプもあります。
作り方はとっても簡単です!
まずBodzaの太い茎を切り、お鍋に入れます。
そこに花がしっかりと浸るくらいの水を加えたら、スライスレモンを入れて
お鍋にフタをし、1日置いておきます。
これでベースができました。 白い花とレモンが、なんとも涼しげですね〜
この時点で、もうBodzaの甘い香りが漂っています。
あとはBodzaとレモンを取り出して、レモン汁と砂糖を入れて煮込むだけ。
出来上がったシロップは、煮沸したビンに移し替えます。
ビン詰めにしておくと長持ちするので、夏が終わっても1年中楽しむことができるのです!
シロップは炭酸水で5〜10倍に希釈します。(ミネラルウォーターでもOK)
甘さを押さえたい人はレモン汁を加えると、更にスッキリ味に。
スライスレモンを浮かべると、爽やかさも倍増です!
もちろん「Bodzaszörp」はカフェやレストランでも味わうことができます。
もしメニューに「/dl」という表記があったら、何dl (デシリットル) 欲しいかお店の人に伝えてください。
お店でよく出てくる普通サイズは 3dl (300ml)、軽く飲みたい方は2dl (200ml)、
たっぷり飲みたい方には、5dl (500ml)がおすすめ。
レモネードにBodzaszörpを入れた、「Bodzás Limonádé (ボッザーシュ リモナーデ)」も美味しいですよ。
また、スーパーマーケットやBIOショップなどで、ビン入りのものを購入することもできます。
味見をして気に入ったら、お土産にするというのもいいですね。
ハンガリーの夏の味をぜひお楽しみください!
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