伝説の名馬がお出迎え!ブダペストの競馬場「Kincsem Park」
週末、ブダペスト市内にある競馬場 Kincsem Park (キンチェム パルク) で
ハンガリーダービー100回記念レースが行われました。
入口はこちら。門を通ってしばらく道なりに進みます。
54戦54勝!ハンガリーの伝説の名馬 Kincsem (キンチェム) の像がお出迎え!
伝説については知っていたものの、思っていたより華奢でびっくり!
ちなみに Kincsem という名前は、 「私の宝物」という意味です。
像の後ろに見えているのは、旧競馬場の裏側です。そのままアーチ型の通路を進みます。
こちらが、1925年に建設された旧競馬場の全景。
当時、ヨーロッパで一番モダンな競馬場だったのだそうです。
2000年8月までは、ここでレースを観られたのだとか!
ちなみに、外階段を上れば自由に客席に入ることができますよ。
そしてこちらが、2005年に完成した現在の競馬場です。
収容人数(着席)は5,000名ほど。
建物入口で、このようなパンフレットを購入できます。 1冊 500HUF (約220円)
通常のレース開催日は、入場無料です!
馬券は日本と同じように、窓口で購入します。
記入シートもありますが、ほとんどのお客さんは口答で購入していました。
こちらは地上階から見た観客席。
2階のガラス張りの所は、パノラマレストランとVIPルームになっています。
この日はご招待いただいたため、2階のパノラマレストランへ。
限られた人数で、冷暖房完備の中、ゆったりと観戦することができます。
綺麗にドレスアップした人が多いのも、ヨーロッパ競馬ならでは!
特にかしこまる必要はありませんが、パノラマレストランとVIPルームを使用する場合は
ホテルや素敵なレストランでお食事をする時くらいの服装がおすすめです。
ただひとつ、2階席からは馬番がよく見えないのが難点...
服の色を追いかけてみるも、目が追いつきませんでした。
表彰台には「MAGYAR DERBY 100 (マジャル ダービー 100)」の文字。
また、レースと表彰式の間にはいくつかの催し物があります。
この日は、プロの馬使い Csikós (チコーシュ) による馬術ショーがありました。
まるで犬のような、馬のお座り!
合図ひとつで、馬を寝かせることもできます。
背の高い馬が戦場で身を隠す、生き残るための技だったのです。
馬と人間の信頼関係の強さが感じられますね。
騎馬民族マジャール人ならではの伝統芸、素晴しい!
ちなみにこの馬、以前はレースに出ていた競走馬だったそうです。
5年前から Csikós に調教され、芸が出来るようになったのだとか。
この日は繋駕速歩競走 (繋駕車と呼ばれる車を曳いて走る) のみだったため
パドックはこども向けの乗馬体験コーナーとなっていました。
敷地内に公園もあるので、テーマパークのような感じで訪れる家族も多いようです。
ちなみに、レースが開催されるのは主に週末です。
せっかく行ったのに閉まっていた!ということにならないよう、
開催日(Versenynapok)をご確認ください。
URL: http://www.magyarturf.hu/ (ハンガリー語、英語)
〈開催カレンダーの見方〉
赤: GALOPP 襲歩
黒: ÜGETŐ 繋駕車と呼ばれる車を曳いて走る繋駕速歩競走
Kincsem Park / キンチェム競馬場
住所: 1101 Budapest, Albertirsai út 2-4.
電話: +36 1 433 0520
E-mail:info@kincsempark.hu
行き方:
地下鉄2号線 Pillangó utca から正面入口まで、徒歩15分
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