これが"悪魔ののど笛"!!

公開日 : 2009年11月27日
最終更新 :
筆者 : bonita

世界遺産・イグアスの滝。

滝壺へのボートツアーを楽しんだ後は、

遊歩道を歩いて"悪魔ののど笛”を目指します。

アルゼンチン側だけでもかなり広範囲!

散策には、丸1日かかります。

ちなみに、イグアスの滝の旅の服装は(写真・1枚目)のようなカンジ。

水着かTシャツ+半パンかミニのジーンズスカート、

Tシャツまたはサファリシャツ+カーゴパンツというスタイルの人が多かったです。

遊歩道はきれいに整備されているので、ヒールのないサンダルでもOK。

でも、けっこう長い距離を歩くので、スニーカーや運動靴の方が楽かもしれません。

▲まるでビーチにいるみたい。

 女性はビキニタイプの水着を着ている人が多かったです。

遊歩道の途中には、いくつものビューポイントがあります。

滝幅4kmを誇るイグアスの滝。どこから眺めても圧巻です。

▲目指すは、あの上流です。

▲上流に向かって歩いていく途中の景色。

▲灯台もありました。らせん階段で上ることが出来ます。

▲ジャングルの中を歩いて行きますが、滝の近くにはほとんど蚊がいませんでした。

イグアス国立公園は、生き物の楽園でもあります。

あの有名な「88蝶(ochenta y ocho)」にも出会いました。

羽にはっきりと、88の数字が!

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▲Poto por Galería de 120672 en flickr

Aguará popé(アライグマの一種?)が、

人間の食べ残した物を食べていました。

この愛らしい動物を写真に収めようと、

スナック菓子を与えている観光客もいました。

生態系に大きな影響を与えてしまうこのような行為は、

決してやってはならないことです。

▲美しい蝶、珍しい昆虫や生き物がたくさんいました。

▲私たちの歩いている側を、タタタタッと駆けていきます。

 よほど人間に慣れているのでしょうね。

▲滝に近い展望台から眺めると、美しい虹の橋がかかっていました。

▲公園内を走る列車に乗って、"悪魔ののど笛”を目指します。運賃無料です。

▲イグアス国立公園のハイライト、"悪魔ののど笛"までもう一息です。

列車を下りた後も、熱帯の植物や生き物たちを眺めながら

広い広い公園内をゆっくりと散策します。

入園してから、この時点でもう5時間以上が過ぎました。

かなりの距離を歩いたのですが、途中の休憩場所で水分補給したから元気いっぱい!

*旅のポイント*

 公園内には、レストランやカフェテリアもあります。

 また、水を売っているスタンドがあちらこちらにあります。

 公園内のカフェでは、エンパナーダやサンドイッチなどの軽食が中心なので、

 しっかり食べたい人は、ホテルに依頼するなどして

 ランチボックスを持参するといいでしょう。

*旅のポイント*

 ホテルにマテ茶セットを用意してもらい、持ち歩いている人もたくさんいました。

 ミシオネス州は、マテ茶の葉(yerba mate)の栽培地として有名です。

 この機会に、アルゼンチンや周辺諸国でポピュラーな飲み物、

 マテ茶に挑戦してみては?ビタミンとミネラルが豊富です。

遊歩道をズンズン歩いて行くと、「ゴォォォォー・・・」という音が聞こえてきました。

"悪魔ののど笛"は、もう目の前です。

▲ついに、"悪魔ののど笛"に到着!

轟音とともに流れ落ちる濁水。

滝壺から上がってくる水しぶきで、下方はほとんど見えません。

ボートから、あるいは少し離れた展望台から見た時も

その雄大さに感動しましたが、

これだけ間近に見る「イグアスの滝」は

感動を通りこして、恐ろしいとさえ思いました。

美しい絵画や音楽に触れた時の感覚とはまた違う、

人間の手に届かない、何か大きな存在への畏敬の念。

▲どれだけの言葉を集めても言い表せない感情がこみ上げてきました。来て良かった!

▲自然の雄大さの前では、、人間なんてちっぽけな存在です。

▲ここから飛び込む勇気のある人は、生きる勇気もきっとあるはず。

1時間くらい"悪魔ののど笛"を眺めた後、

また列車に乗り、公園の入り口へ向かいます。

時刻は午後6時。そろそろ陽が傾いてきました。

終点のひとつ手前で列車を降り、

そこから歩いて公園入り口まで向かうことにしました。

すると、こんな立て看板が。

▲「危険な動物に遭遇することがあります。遊歩道だけを歩いて下さい。

  子どもから目を離さないで下さい。」

今までの遊歩道と違って何だか薄暗いし、

こんな看板を目にしたら、ちょっとコワくなってきます。

ジャガーが襲ってきたら、どうしよう!

※ジャガーが生息するのはもっとジャングルの奥地。公園内の遊歩道のあるエリアは大丈夫だそうです。

もしジャガーが現れたら、夫を差し出して逃げるしかない・・・(←ひどい)

などと考えながら、おっかなびっくり歩いていくと

濁った池の前に、今度はこんな案内板が。

▲ワニがいます。

きゃー!ジャガーの次は、ワニ〜?!(←ジャガーは出ないって)

ここイグアスでワニ料理は食べてみたいと思っているけれど、

ワニに食べられるのはカンベン!

ビクビクしながらこのエリアを抜け、

公園の入り口が見えてきた時はほっとしました。

入り口付近には、いくつかのお土産屋さんがあります。

露天販売しているのは、グアラニー族が作った動物の彫り物。

売り子もみんな、グアラニー族の人たちです。

▲Tucanの彫り物が可愛い!お土産に。

*旅のポイント*

 公園入り口の土産店には、写真のような彫り物の他に

 この地域で採れるエメラルドや水晶などの宝石も売られています。

 でも、グアラニー族の村[Comunidad Aborigen]で買えば、

 写真の彫り物はおよそ半額。

 鉱山のある[Minas de Wanda]では、

 品質が高く安価な宝石を買うことが出来ます。

 これらの場所も訪れる予定があれば、公園内で買わない方がベター。

閉園は午後7時。閉園の時間までたっぷり楽しんで、

イグアス国立公園を後にしました。

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