世界遺産・コロニア・デル・サクラメント(ウルグアイ)へ!
▲石畳が今も残るコロニア・デル・サクラメントの旧市街。
先週末、夫、私、友人の三人で
コロニア・デル・サクラメント(Colonia del Sacramento)へ行きました。
ラ・プラタ川の向こう、隣国ウルグアイの最古の街。
1995年、ユネスコの世界遺産に登録されています。
ブエノスアイレスから、コロニア・デル・サクラメントへは
プエルト・マデロ地区にある港からフェリーが出ています。
ブケブス(BUQUEBUS)社が毎日運行するフェリーには
高速フェリー(所用時間50分)と普通船(所要時間3時間)があり、
インターネットで乗船券の予約・購入が出来ます。
私たちも、事前に高速フェリーの乗船券をネットで購入しました。
*旅のポイント*
この港で、アルゼンチン出国とウルグアイ入国の審査を同時に受けます。
休日はかなりの数の乗客がいるので、時間に余裕を持って出かけましょう。
インターネットで乗船券を予約・購入している人は
ターミナル奥のチェックインカウンターに直接行き、
預け荷物がある場合はここで預けます。
沖縄の小さな離島に1年ほど住んでいたことがあるので、
本島と離島を結ぶ、小さなフェリーを想像していました。
でも、ブケブス社のフェリーには驚き!
デカイ! そして(なかなか)豪華!
船内には免税品店もあり、
小さな地方空港並みの品揃えは期待できます。
また、ミニバー&ミニカフェもあるので、
朝食にとフランスパンのサンドイッチをいただきました。
これがまた旨かった!
▲これがフェリーの中だなんて!(ミニバー&ミニカフェ)
▲まるでビジネスホテルのロビーのよう。
ブエノスアイレスのちょうど対岸にあるコロニア・デル・サクラメント。
お隣の国とはいえ、ビールを飲んだりおしゃべりしたりしている間に
いつの間にか到着〜。
こんなカンタンに海外旅行が出来てしまうなんて・・・ッ!
島国ニッポン国民の私、いちいち感動してしまいました。
船を下り、まずはホテルへ向かいます。
→「コロニア・デル・サクラメントのホテル*Hotel la misión」で紹介します。
*旅のポイント*
観光目的など、ビザなしでアルゼンチンに滞在できるのは最長3カ月。
そのため、ビザを取得していない長期滞在希望者は、3カ月が経過したら
一旦アルゼンチン国外に出国しなければなりません。
そんな時、ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントへ日帰りで行き、
アルゼンチンへ再入国するのが最もカンタンな方法です。
ほぼ100m間隔の碁盤目状に区画されたブエノスアイレスと違い、
コロニア・デル・サクラメントでは
地形に合わせて不規則に通りが巡らされています。
それは、この街がポルトガル人たちによって建設されたから。
スペイン人が作る、直交・幅広の道とは対照的です。
▲石畳の道。
コロニア・デル・サクラメントの旧市街に残る、
美しい石畳の道。
ブエノスアイレス市内でも、サンテルモ地区などで目にすることがありますが
都市化とともに、アスファルトで舗装された道路に変わってしまったのは残念・・・。
▲石畳の上でくつろぐ犬。
▲犬や猫たちが、まったりと過ごしているのをよく見かけました。
ブエノスアイレスの喧噪を逃れ、
世界遺産の古都で、ゆっくりそして静かに過ごす贅沢な休日。
田舎暮らしに憧れる私ですが、
歴史・文化的に重要な、世界遺産の街に住んでみるのもいいなぁ。
こういう街に住む人は、感性が研ぎすまされているような気がします。
▲古い古い建物が今も多く残る。さすが世界遺産です。
▲なんだか子どもたちまで昔チックな雰囲気?
コロニア・デル・サクラメントは、坂の多い街です。
ラ・プラタ川に向かって下っていく坂道は
とても眺めがよく気持ちがいい!
でも、旧市街の中心に向かいこの坂を上るのが
お年を召した方にはちょっと辛いようです。
▲おじいちゃんとおばあちゃんが、仲良く手をつないで。
▲この坂道、自転車でブーンと下りてみたい気がします。(危ないって?)
▲観光用ミニカー。歩いて散策するのが辛い方にもおすすめです。
コロニア・デル・サクラメントに最も似合うものー。
それはきっと、クラシックカー。
もう使われなくなった車、今でも現役で街を走っている車も
どれもクラシカルな雰囲気がぷんぷん漂っています。
posted by (C)bonita
☆クリックで大きな画像が見られます。
街中では、↑↑↑の写真のような車にたくさん出会いましたが、
中でも特別なクラシックカーが↓↓↓の車。
あるレストランの前に置かれたこのクラシックカー、
なんと中は客席として改造されていて
この中でお料理をいただくことが出来るのです。
そんな、ちょっと珍しいスタイルで食事を楽しみたい人におすすめなのが
教会の向かいにあるレストラン〈El Drugstore〉。
もちろん、普通の席もあります。
カラフルな水玉模様のテーブルクロスに惹かれて、
初日のランチをこのレストランでいただくことにした私たち。
ウルグアイ料理も、アルゼンチン同様にお肉が中心なのですが、
私は、ウルグアイの郷土料理である煮込みをオーダーしました。
ご飯が入っているのが日本人には嬉しい♪
アルゼンチンの北部にも
ロクロと呼ばれる豆の煮込み料理がありますが、
ご飯は入っていません。
4種類のチーズの
クリームソースが美味しかったニョッキ。
ニョッキってあまり好きではなかったんだけど、
これを食べて考えを変えました。
私、ニョッキが好きかも。
肉好きの夫は、ハンバーガーをオーダーしました。
・・・が、このレストランのハンバーガーは固かった!
このあたりのレストランにいくつか入り、食事をしましたが、
ハンバーガーだけでなく、お肉料理はどれも
私たち日本人には「焼き過ぎ」と思えるような焼き加減でした。
▲ギターの生演奏を聴きながら食べるランチ。
これまた贅沢な時間。
ところで、コロニア・デル・サクラメントでは
ウルグアイペソ、アルゼンチンペソ、
そして米ドルが一般的に使われています。
なんとなく、
「現地通貨以外の通過で支払うと、レートが悪くて損をする」
と思い込んでいた私。
だから、到着してすぐに、ウルグアイドルに両替をしました。
けれど店によっては、両替屋よりレートが良い場合もあったので、
ムリに両替することもなかったなあとちょっぴり後悔。
*旅のポイント*
ほとんどの土産店やレストランで、アルゼンチンペソや米ドルが使用できるので、
両替は必要最低分でOK。
支払いの際にその店のレートを訊ね、
手持ちの通貨のうちより有利な方で支払うといいでしょう。
ウルグアイ最古の都市、コロニア・デル・サクラメント。
美しい石畳と古い建物が残るこの街の風景は、
デジタルカメラよりこんなレトロなカメラで撮った方がいいかもしれません。
▲アンティークカメラ好きのカメラ小僧にもおすすめの街です。
▲街の風景写真を販売している店もいくつかありました。
▲撮るのがニガテな人は、お気に入りの1枚を記念に買うといいかもしれません。
▲ユネスコに登録されている旧市街だけでなく、
その周辺の新市街の雰囲気もまたレトロ。
▲新市街には、お洒落なブティックもありました。でもファッションは、
アルゼンチン・ブエノスアイレスの方が洗練されていると個人的には思います。
posted by (C)bonita
▲古都を彩る花々。この時期、あじさいがキレイでした。
地図を持たずに、ただ行き当たりバッタリに歩くだけでも
十分に楽しめるコロニア・デル・サクラメント。
でも、「これだけは必見!」の見所もありますので、
次回「コロニア・デル・サクラメントの歩き方」にて紹介します。
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〈BUQUEBUS〉 ネット予約できます。
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