【レティーロ地区】ブエノスアイレスで必見!〜サン・マルティン広場とその周辺〜
前回につづき、
ブエノスアイレスで必見!の名所・見所をご紹介。
今回は、サン・マルティン広場とその周辺です。
アルゼンチンを独立へと導いたサン・マルティン将軍。
その銅像が見下ろす広場が、サン・マルティン広場です。
この広場では、ブエノスアイレス市が開催する
さまざまな催しが行われます。
ドイツで始まった「クマ連合」がはるばるやって来た時も、
この広場にたくさんのクマが大集結しました。
サン・マルティン広場から見えるレンガ色の塔は、
イギリスから寄贈された英国塔です。
マルビーナス(フォークランド)戦争で戦火を交えた
アルゼンチンとイギリス。
この戦争が起きる前まで、
塔のある広場は「英国広場」と呼ばれていました。
この塔は、アルゼンチン独立100周年を記念し
イギリスから贈られたもので(1916年)、
1982年のマルビーナス戦争では
かなりの部分が壊されたそうです。
▲現在は「空軍広場」と名前を変えたものの、
今でもイギリス広場の名前で親しまれています。
ところで、このサン・マルティン広場には、
ブエノスアイレス州警察が設置した防犯カメラがあります。
報道によると、監視により確認した犯罪件数は
この広場が最も多いとのこと。
日本人観光客も、ひったくりや置き引き、
ケチャップ強盗などの被害にも遭っていますので注意が必要です。
▲ポルテーニョや観光客でいつも賑わうフロリダ通り。
Poto por Gustav's en Flickr
サン・マルティン広場から
大統領府(La Casa Rosada/カサ・ロサーダ)のある5月通りまで続くフロリダ通り。
ここは、ヨーロッパのブランドショップも軒を連ねるショッピングストリートです。
アルゼンチンといえば、良質で安価な革製品が有名ですが、
革のコートやブーツを販売する店も、このフロリダ通りに集中しています。
また、ブエノスアイレス屈指の高級デパート【Galerias Pacifico】は
この通りの”顔”とも言える存在。
デパートの前では、路上タンゴダンサーのショーを観ることも出来ます。
▲重厚感のあるこの建物を外から眺めているだけでもウットリ。
▲中央のホール。地下階にはフードコートがあります。
▲この天井画もこのデパートの自慢のひとつ。
買い物客や観光客でいつも賑わうフロリダ通りには、
物乞いをする子どもたちの姿も。
特に、Galerias Pacificoのある交差点(フロリダ通りとコルドバ通り)には、
「小銭をちょうだい」とちっちゃな手を差し出す子どもたちがいつもいます。
汚れた洋服、素足の彼らを見て胸が痛むのですが、
子どもだからって油断できないのです。
▲物乞いの子どもが多い交差点。右の建物は海軍会館。
以前、この交差点で信号待ちをしていた時、
一緒にいた日本人の友だちの肩掛けカバンのファスナーが
開けられてしまったことがあります。
ひとりの子どもが私たちに話しかけ物乞いをしている間、
別の子どもが隙を見てファスナーを開けるという手口です。
幸い何も盗まれることはなかったのですが、
子どもながらアッパレ!と変に感心してしまいました。
私は、まだ一度もこのような被害に遭ったことがないのですが(未遂も含め)、
当然のことながら、観光客がよく訪れる場所で多発しています。
日中は、銃で脅して無理矢理に・・・という凶悪事件は少ないのですが、
話しかけながら盗み取る詐欺盗が多いようです。
今回ご紹介したフロリダ通りをはじめ、
観光客や買い物客の多い通りでは十分に注意して下さい。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。