速報・チリ地震(追記あり)

公開日 : 2010年03月01日
最終更新 :
筆者 : bonita
0227_sismo_chile_ap_558x220.jpg

▲アルゼンチンのニュース記事から

当地の時刻で2月27日午前3時半頃、

チリ中部で発生したM8.8の大地震。

先ほどのニュースでは

死者が400人を超えたと報道されましたが、

犠牲者の数は刻々と増加しています。

首都サンティアゴでも被害は大きく、

美術館の大半が崩壊したとのこと。

国際空港は閉鎖、地下鉄もストップしています。

スーパーや薬局などから

食料品や医薬品を強奪する人々の姿がテレビに映っていましたが、

さらに困ったことに

中部チランで刑務所の壁が地震で崩れ

収容者200人以上が逃走したとのこと。

地震後の混乱は、先月のハイチ地震を思い起こさせますが、

「南米の日本」とも呼ばれるほど

真面目で何事にも一生懸命なチリの人々。

何とかこの苦境を乗り切って欲しいと願っています。

亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

アルゼンチン国内でも、

チリと国境を接するメンドサ州などで

かなり強い揺れを観測しました。

そして、私の住むブエノスアイレス市内でも

高層マンションが揺れに揺れ、

(倒壊を防ぐため、そもそもそういう構造になっている)

一部の住人が避難しました。

私が住んでいるのも高層マンションなのですが、

下の方の階なのでほとんど揺れを感じませんでした。

しかし、天井裏がミシミシと音を立てているので

「ドロボウだ!!!」

と、夫を叩き起こし、

武器(料理用の包丁)を手に全ての部屋を大捜索・・・

結局、あとになってこの音は

マンション全体の揺れた音だと分かりました。

うちのマンションでも、

上の階の住人たちが外に避難していました。

いつやってくるか分からない大地震。

特に最近、日本でも海外でも

地震のニュースが多いような気がします。

ブエノスアイレスは地震がほとんどない場所ではありますが、

改めて、自然災害の恐ろしさを感じました。

現在国際空港が閉鎖されているチリへは

空路での入国が出来ません。

ブエノスアイレスから空路でメンドサへ行き、

そこから、バスやレミースでアンデス越えをする陸路もありますが

被災地への移動は、交通の混乱が予想されています。

《追記》

・閉鎖中の国際空港、明日にも再開かとの報道(アルゼンチン時間28日午後)

・ラン航空、この数日以内のフライト予約不可。

 来週のフライトはHPにて予約可能。

・犠牲者が700人を超えたとの報道(アルゼンチン時間28日19時)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。