アルゼンチン人の血はワインで出来ている
ラテンアメリカのワインと言えば、
日本ではチリワインが有名です。
でも実はチリでは、国内でのワイン消費量はそれほど多くはありません。
それは、欧米資本によってマーケット主義のワイン作りを行っており、
アルゼンチンのように食文化と強く結びついてはいないからです。
アルゼンチンでは、肉中心の食事のため
一人当たりワイン消費量はかなり多く
年間40ℓ以上と言われています。(日本は1.9ℓ)
「オレのこの体を流れる血は、ワインで出来ているんだッ!」
と、飲みながら息巻く人も少なくありません。
さらにアルゼンチンは、
フランス、イタリア、スペイン、アメリカに次いで
世界第5位のワイン生産量を誇っています。
メンドサ州など、アンデス山脈の盆地を中心に生産されていますが、
アルゼンチン産のワインは、ヨーロッパ産のワインより
ややポリフェノール含量が多いのも特徴です。
ワインが、人々の生活の一部になっているアルゼンチンでは
普段の食事ではもちろん、パーティーなどの場でもワインが欠かせません。
▲ワインを飲みながらワイワイやるのがアルゼンチン流。
せっかくアルゼンチンに旅行に来たのだから、
思い切りワインを楽しんでみたい!
そんな旅行者も多いことでしょう。
そこで、市内のレストランの
ワインリストに載っていることの多いワインをいくつかご紹介。
※価格は、ワインショップ等で購入する際の価格です。
レストランでオーダーする際の価格ではありませんので悪しからず。
▲ギフトとしていただくこともしばしば。(実はこれもいただき物!)
[Don Nicanor] ボトルのみの値段で40ペソ前後〜。
▲最近お気に入りの[ALAMOS]は25ペソ前後〜。
▲女性にファンの多い[ELEMENTOS]も25ペソ前後〜。
▲[TRAPICHE]は、日本でもよく知られているワイナリー。
ビール党の私は
ワインのウンチクにほとんど興味がないのですが、
アルゼンチン人の友だちと食事をする機会が多いので
否が応にも、彼らの持っているワインへのこだわりとか
ワイナリーの特徴やなんかを聞かされます。
特に、↑の[TRAPICHE]は、アルゼンチンワインの代表選手のため
このワイナリーにやたら詳しい人が多いです。
値段の高い順に挙げていくと、
☆トラピチェ・メダージャ(白)/MEDALLA
シャルドネーを手摘みで収穫。黄金色の輝きとフレンチオーク樽の柔らかな香り。
☆トラピチェ・メダージャ(赤)/MEDALLA
フルボディ、格付けはヴィーノ・フィノ。
☆トラピチェ・フォンドカーブシャルドネー(白)/FOND CAVE CHARDONNAY
熟したりんご、はちみつ、シナモンの香りがエレガント。辛口。
☆トラピチェ・フォンドカーブシャルドネー(白)/FOND CAVE CHARDONNAY
バニラ、カシス、チョコレートなどの香りにほのかなタバコのニュアンス。
☆トラピチェ・シラー・オークカスク・ゴールドラベル(赤)/SYRAH OAK CASK GOLD LABEL
手摘みのぶどうのみ。シガー、いちじくのドライフルーツ、アーモンドなどの複雑な香り。
☆トラピチェ・マルベック・オークカスク(赤)/MALBEC OAK CASK
手摘みのぶどうのみ。ベリーやプラムの甘い香り。
だいたいこのような感じになります。・・・なると思います。
でも、老舗のカフェやレストラン、コンフィテリアなら、
「Vino de la casa, Por favor.(ヴィノ デ ラ カサ、ポルファボール)」で済んじゃいます。
自家製ワインのことですが、自家製というよりむしろ
そのカフェやレストランがひいきにしていて
大量に仕入れているワインをお得な値段で出してくれます。
もっとおおざっぱな店では、
「tinto(ティント/赤)」「blanco(ブランコ/白)」で済んでしまうことも。
だって、ワインにそれ以上の区別が必要なのかい?
とは、
いつも飲んだくれている友だち(もちろん生粋のアルゼンチン人)の名言です。
余談ですが、メンドサ州にあるトラピチェのワイナリーでは、ボデガ見学が出来ます。
私は別のワイナリーに行きましたが、メンドサへの旅行ならコチラの記事もどうぞご覧下さい。
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