サッカー泥棒にご注意!
アルゼンチンへ旅行をする前にちょっと知っておいてほしいこと、第一は、荷物は必ず目を離さないでください、ということです。
それがどうしてなのか、一つの例として「サッカー泥棒」(サッカー強盗)の説明をしようと思います。
これから楽しい旅行へ来たいとか、住みたいとか、思われている人に水をさすようなことかもしれませんが、楽しく気持ちよく過ごしていただくには重要なことだと思い、注意を喚起するのはいいことだと思うようになりました。
さて、アルゼンチンでよくある上記の写真のオープンカフェですが、街路で道ばた即ち、テーブルの下にカバンをおくのはやめましょう。それがたとえリュックでも、絶対やってほしくないのが足下に荷物を置くことです。
日本だと結構普通なことなんでしょうが、アルゼンチンでは手が離れたら、簡単に誰かが荷物を持っていくということがあり得るのです。
床に置いたらだめなのはサッとそのまま持っていくこともありますし、今回ご紹介する「サッカー泥棒」の手口はその下にある荷物を蹴るのです。「うまい」人は音のしないようにたとえ屋内であっても、さりげなく横を通るフリをして、置いてあるカバンを蹴り、出口付近にいる別の仲間に「パス」するのです。
そして、蹴った人は知らんフリ。別の仲間が気づかれないうちにカバンを持っていっちゃうのです。
もちろんオープンカフェならやりやすいことこの上ないですが。。。
数年前 ブッシュ元アメリカ大統領の娘さんがブエノスアイレスに遊びにきて、
喫茶店で荷物を盗まれたのはこの手口だと言われています。もっともSPを50m
離してくれとリクエストがあったそうですが。。。。
と、いうわけで、アルゼンチンでは 必ず 荷物は目に届くところにおくのが鉄則です。目に届くは本当にその文字通り目に届くところです。
特に飲食店にてでしたら、膝に抱えるなどが一番いいです。大きい物でもイスの上に
そしてできるだけ出口側の反対側に置きましょう。
そうもう一つの鉄則は常に出口とは反対側に荷物を置きましょう!
手口が理解できれば、泥棒にあうのを未然に防ぐことになるでしょう。
名称が楽しいのは覚えてほしいから、という意図でネーミングをしています。別にサッカーが悪いのではないです、サッカーファンの皆さん、すみません!
地球の歩き方ガイドブックで「ケチャップ強盗」の記事を書いたら、やはり警告になったようで、皆さん気をつけるようになったそうです。
ちょっとだけ気をつけていれば 泥棒さんも 気をつけている人じゃなくて、気をつけていない人を狙いにいってくれますからね。
アルゼンチン、ブエノスアイレスで楽しい滞在を! それが私の願いです。
(7月お題"旅行する前に知っておいた方が良いこと")
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筆者
アルゼンチン特派員
相川知子
1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。
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