#NiUnaMenos もはや一人の女性も犠牲になってはならない アルゼンチンでマニフェスト(6/3)
本日、政党、思想、を越えて多くの人々がコングレッソこと国会議事堂付近に集結し、
#Ni una menos もはや一人の女性も犠牲になってはならない とマニフェストを行っています。
普段は穏やかな国会議事堂広場が人で埋められています。
この奥がそうなんですが。。。。
地下鉄A線 国会議事堂の手前のROQUE SAENZ PENA駅付近です。
パンカードをもって、合い言葉は #NiUnaMenos (#NI UNA MENOS )
(もはや一人の女性も犠牲になってはならない)
世界中、多少はそうでしょうが、
ラテンアメリカ諸国では特にマチスタ(男性優位、女性蔑視)の傾向はいまだ根強く、
また一方で女性への暴力は、暴行や死傷に至ることも多く、それは特に家族であったり、夫であったり、恋人であったりふることが多いです。
聖母マリアの関係から女性への尊敬と保護の念も強いのですが、その一方で、
妻や恋人、娘など自分のモノである女性には体に障害を起こしたり、顔が変形するほどの体罰、暴行、殺傷を起こすんですね。。。
女性だけではなく、その女性の母親、父親、親戚、子ども、そして犠牲者が未成年者である場合もあることから、今回のマニフェストは女性を中心に、その犠牲者の家族、そして友人達が世間に訴えています。
一応、法的に
訴えても取り上げてもらえなかったり、うまく法の裁定に取り上げてもらっても
明らかな有罪の証拠を上げても、逮捕状がなかなか出ず、
裁判にもならず、自由の身で横行しているケースも多いのです。
また一方でこの傾向に世論の支持を高めるために
そして犠牲の女性自身も押し黙らずに、声を大にするように啓蒙を行なっています。
そしてさらに法的な規制を強固を願うためにも声にならなかった
声が国会議事堂付近でこだましています。
なお、アルゼンチン連邦警察によるとブエノスアイレスでは午後7時半現在15万人の人が参加中。そのほかアルゼンチン全土各地で同じような集会が広げられています。
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筆者
アルゼンチン特派員
相川知子
1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。
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