#アルゼンチンデザイン 手作り革靴、足のレントゲンを撮られちゃった?

公開日 : 2019年06月10日
最終更新 :
筆者 : 相川知子
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 新しい手作り革靴を披露します。最初は何か全く分からなかったのですが、これはHUESO(骨)ラインと。。。骨って?これは

足の骨? まるで足のレントゲンを撮られたみたい。。。な裏底です。

((ちなみに7 とは、37サイズで、アルゼンチンでは日本の24㎝に相当します))

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アルゼンチンは牛肉がおいしいし、

https://tokuhain.arukikata.co.jp/buenos_aires/2017/12/post_374.html

(最高の牧場の記事)

アルゼンチン人は年間約60キロを消費しますので、

その分、革が。。。たくさん生産に回されますし、生活に牛革はつきもので、農村牧畜地帯の人たちは水をはね、泥汚れにも

強い革製品を見に着けます。

またイタリアからアルゼンチンに移民した人々も多く、

イタリアからいろいろな手工芸の技術も 持ち込みました。

この靴の工場のオーナーは代々靴職人の家系で同じアルゼンチンに移住したイタリア人の工場で働いていましたが、

1960年に独立。カルロス・カルフォナ氏は工場を運営していましたが、そのときはパタゴナという名前でその後 Agua Patagona アグアパタゴナに。常に最高の靴を作るため働いていましたが、残念ながら2000年に亡くなり、会社は妻のテレサとその二人の息子アルベルトとアルフレッドに引き継がれます。

21世紀に入ってからロシア、スペイン、チリ、南アフリカへ輸出を少しずつ開始しています。

また従来以上に アルゼンチンデザインは協調されていきます。

一体、足の骨をかたどったり、アルゼンチンの地図やマテなど。。。想像もつかない足の裏のオシャレがあります。

もう一足はうちの夫のですが、アルゼンチンの地図が州の区分もあって、勉強になりそう。。。

((4とは 44で 日本では多分29cmぐらい))

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はきますと普通なんですが、この手前のストラップは何でしょう???

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脱ぎますと、足の下になる靴底には靴に関する詩が書いてあって。。。

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さらに、えええ、これが秘密。

ストラップのポケットに何か隠せる?しまっておけるシステムになっています。

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実は友人がスペインから来て。。。。とてもブエノスアイレスの治安を心配していたそうです。

それでここにお金を隠したら、ということでポケットができたそうで。

まあ大事なチケットや・・・ 何を隠すのか。。。しかし秘密ポケットがあるのは楽しいですね。

なお、アグア・パタゴナというブランド名の由来ですが、

アグアは当地では豊富な水。

パタゴナとは現在のアルゼンチンの三分の一を占めるパタゴニアはパタゴナの地という意味です。

パタとは動物の足をさし、パタゴナは大足を持つ人ということで、結果パタゴニアは大足の人たちの土地という意味です。

ちょうどその地域に住んでいたテウエルチェ族が雪の上であるけるようにかんじきのようなものをつけていたようで、

それがもともと大柄な人たちの足の跡を大きくしていたようです。

伝統的に男性シューズが専門ですが、モデルによっては男女兼用(アルゼンチンではUNISEXウニセックスと言います)

モデルもあり、それを今回ゲットできました!。

私にはちょうど日本からのお客様にいただいた花柄ズボンがフィットしました。(日本からの人の洋服はうまくフィットして助かります)

革のなめらかさんもいい感じで、私の大好きな牧畜ファッションで はきたいと思います。

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なお、ブエノスアイレス市内で購入したい場合はサンテルモ地区のデフェンサ街にタコネス・レハノスというお店で

買うことができます。お土産にとってもいいと思います。

Tacones Lejanos

Defensa 1030

Buenos Aires, Argentina

Tel 011 4362-6300

https://www.facebook.com/TaconesLejanosArgentina/

他にも革をうまく染色したカラフルな色がたくさんありますし、デザインもとってもオリジナルです。

もしくはメーカー直売の機会のタイミングがあえば。。。注文できます。ご連絡ください。

tomokobuenosaires@gmail.com

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さて、素敵な靴をゲットしたので、ちょうど

お友達のアルゼンチンのやはり手作り刺繍織物のショウルームを見に行って新しい靴とあう!と着てみたのですが、見事に足元が写っていません。

アルゼンチンの人に写真をお願いするといつもこんな感じ。。。彼女はポンチョ的上着を見てもらいたかったらしい。。。

まあ楽しい写真ですが。。。

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これは出かける前に撮った写真。。。

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筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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