アルゼンチン農業、牧畜、農産業の祭典 #EXPORURAL2019 (8月4日まで)

公開日 : 2019年07月31日
最終更新 :
筆者 : 相川知子
67635960_824464134613907_8740714465512652800_n.jpg

アルゼンチンの農産業はさらなる躍進を遂げています。

これは現在ブエノスアイレスで開催中、8月4日、第133回農牧展(Exposicion Rural 2019)で顕著にみられます。アルゼンチン全土の農業、牧畜業、農産業従事者、関係者が集まる最大の大イベントで、毎年約100万人の動員があります。

特に今年は寒いながら晴天に恵まれ、平日ならすいているだろうと思っても連日満員御礼。入場券販売窓口では300mほどの列ができました。アルゼンチン全土の牛、馬、羊を始め鶏などの家畜4000頭、匹、羽の各種の優劣が競われ、また23州全土の特産品、物産展のブースでの直売や展示が行われます。また農業機械の展示も行われています。

67729865_826381441088843_1045353902649638912_n.jpg
67565680_824463887947265_4283825875956269056_n.jpg
67694902_824463971280590_6244564333041287168_n.jpg

また企業のブースではその製品やサービスの展示だけではなくインタラクティブな仕掛けとなってゲームを行ってプレゼントが配られたり、大人も子供も楽しい仕掛けになっています。

67734288_824464107947243_6761147541816868864_n.jpg
67403282_824464177947236_4185757616376381440_n.jpg
67916802_824464434613877_6045926480762896384_n.jpg

アルゼンチンの子どもたちの夢はトラクターに乗ることです。それぞれの商談、研修、会合が開かれています。

67641055_826381564422164_399655563115364352_n.jpg

 アルゼンチンの経済の要は農産業と言っても過言ではなく、この農産業が発展していればアルゼンチンも発展すると言われています。現在内外から経済危機と言われながらも収穫は記録的であり、また輸出のための輸送ロジや港ロジの改善に邁進している政府の様子があります。

 特に牛肉の輸出が大きく経済を揺り動かすことから、多くの日本などの新市場やまたアメリカなどの輸入枠などが影響し、生産業者も熱心になり、同時にそれが豚肉にもそして鶏肉、そして羊肉にも及んでいます。

 また一方で省庁の協力体制があります。アルゼンチン全土で道路、港、鉄道の整備が進めれています。

国輸省大臣ディエートリッチ氏からのロジスティック手続き簡素化についての発表もありました。これから多くの手続きがデジタル化され迅速に簡単に処理ができるようになります。

67612150_824976877895966_6328209667239444480_n.jpg
67398568_824997264560594_7559237458521489408_n.jpg

 実はアルゼンチンの農産業省、日本で農林水産業省は財政対策から生産省の中に入り、農産業局であったのが、また新たに農産業省に戻ることが今週大統領からの筋で、おそらく8月3日の公式開会式(毎年なぜか、終了前日にやりますが)でマクリ大統領の臨席とともに正式発表されるでしょう。

 2015年牛肉は 200.000 トンの輸出が今年2019年には680.000 に上り、鶏肉は2015年182.000 トンが 245.000トンと上昇しました。 (35%), 豚肉は8.000 から 21.000トンです。 (162%).正直、前政権のよかったのは豚肉を始めたことで今までアルゼンチンでは高いので牛の方がよかったのですが、一部 代替製品ともない、また中国への輸出が大きいでしょう。

牛肉も過去10年は平均 186.000で、11位と甘んじていたのに、2018年は556.000で6位に飛躍しました。おそらく今年2019年は5位となるでしょう。

EXPOSICION RURAL 2019

https://www.facebook.com/exposicionrural/

会期 7月18日から29日まで 午前9時から午後8時まで

入場料 180ペソ(平日)、250ペソ(週末)

会場はイタリア広場Plaza Italiaにある、La Ruralラ ルラル 農牧展示場

地下鉄D線 Plaza Italiaプラサ イタリア駅下車すぐ パレルモ地区

市内中心部から地下鉄で(乗れば)15分です。

ラ ルラル会場では一年中 数々の展示会やショーが開催されますので、ブエノスアイレスに訪れたら、是非チェックください。

ご注意は通常は午後2時ぐらいから開場ですが、農牧展だけは午前9時から夜8時までまで開いています。

今回は大きな展示なので、イタリア広場のサンタフェ大通り側とサルミエント大通り側Av. Sarmiento 2704の入り口が開いています。

67351738_824393401287647_6982331154900713472_n.jpg
67573676_826388064421514_925598643795263488_n.jpg
67732831_826387944421526_1647753843649282048_n.jpg

なお、毎年展示会場内の飲食店高かったのですが、安めの設定になっています。250ペソで飲み物込で食べられます。私のお薦めはHEREFORDバーガーとBIFE DE CHORIZOです。

67401600_825099087883745_7469494146936340480_n.jpg

なお、こんなガウチョファッションも素敵です。お願いしますとポーズ、喜んでとってくれますよ。

67754290_826381324422188_7844013903578136576_n.jpg
67545966_824464311280556_8266274772925546496_n.jpg
67422542_824464577947196_8648710858668507136_n.jpg

別途記事にしますが、農業のインノベーション賞を与える会も盛会でした。なお、もうすぐ選挙なんですが、

農牧展ではどんな結果になろうともこれからの将来を見据えてインノベーションを忘れず農業牧畜農産業がアルゼンチンに発展をもたらすことを忘れずやるのは、働く、働くというアクション行動だけだそうです。

67298133_823992967994357_1430818026235625472_o (1).jpg

ダニエル会長とご一緒した日はまあまあエレガントでしたが、

TOMOKOは一般的にはガウチャハポネッサと呼ばれております(笑)

67565445_826384001088587_4116572676854644736_n.jpg
67808422_826383864421934_3330786578732679168_n.jpg

筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。