ブラジルで出産

公開日 : 2018年11月29日
最終更新 :
筆者 : Harumi

Olá! Tudo bem? Harumiです。

私事ですがブラジルで3人目の出産をしました。

私のYouTubeチャンネルでもこれまでにブラジルでの妊娠、出産の話は何度かしているんですが、日本とは色々と事情が異なります。

とは言っても私自身が日本での妊娠、出産経験がないですし、「ブラジル」と一言で言っても地域や自分の加入している保険等によって事情は様々だと思うので一概に比べられない、というのも事実です!

実際私もブラジルでこれまでに出産した方たちのブログをいくつか拝見しましたが、自分の経験とは異なることが色々とありました。

今回の話以外にも、ブラジルって国土も広いですし、日本のようにあれこれ整ってないので「基準」とか「平均」とかって目安になるようなならないような、、よく言えば本当に「おおらかな」国なんです。

ですので私の話もそれを前提に「へ〜そういう場合もあるんだ〜」程度に楽に聞いていただきたいです。

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さて、出産に話を戻すと、、今回の出産は予定日を一週間以上過ぎてもなんの兆候も無く、ここ1ヶ月検診もエコー検査もしていなく、帝王切開王国のブラジルなので、予定日超過の場合の対応等の事情もわからない、という不安もありここ数日はそわそわしていました。

さすがにあと一週間で産めないと「正期産」の時期を出てしまう!というプレッシャーと、上2人の子供の世話、自分もまだかろうじて仕事をしていたり旦那さんも仕事の事情があるので、「そろそろなんとか産みたい、、」という気持ちが日に日に高まっていました。

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ブラジルの医療事情なんですが、日本のように国民の義務になっている保険はありません。

より良いサービスを受けるためにはそれぞれで民間の保険に加入します。が、加入料は決して安くないので職場で保険をカバーしてくれないのであれば負担額は相当なものです。

ですので貧困層では特に、保険に加入していない人もたくさんいます。

ただしそういった保険に入っていない人も、国が管轄している病院などで医療サービスを受けることはできます。

ただし頻繁に起こるストライキや国の経済、政治状態など色々なことに左右されて、必要な時にすぐに必要なサービスを受けられる保証はありません。

私は旦那さんの雇用先で賄ってくれる保険に入っているので妊娠中の検診や検査はそちらでお世話になりました。

ところがいざ出産!となった時にはまた事情が変わるんです。

私のように自然分娩を望んだ場合、少なくとも私の住む地域では自分の保険を使って出産をするのにはあまりメリットがないんです。

結論から言うと、妊娠中は保険に入っているおかげで色々スムーズに事が済みます。ですがいざ出産!となった場合にはせっかく高額の保険料を支払っている保険が何の役にも立たないので、公共の病院に駆け込んで出産、となります。料金はかかりません。その代り個室での入院、立ち会い出産や、医師を自分で選択するなどのわがままは通りません。

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今回も一応は自分の保険を使って少しでも快適に出産、入院ができる方法を探したんですが、それには自分で個人的に医師と時間や助産婦などの手配をして時間を決めて、、と色々な下準備が必要で、結果的にいつ陣痛が来るかわからない自然分娩ではあまり現実的では無く、それなら24時間いつでも対応してくれる公共の病院へ行く方がよっぽど楽なわけです。サービスも決して悪くありません。

実際今回の出産では41週目に入ったところで情報収集と医師の検診を受けるために公共の病院へ行ったところ、週数と子宮口の開き具合から、そのまま入院して陣痛促進剤を使いましょう、というようにスムーズに話が進み結果的にそのまま出産となりました。

帝王切開王国のブラジルなので、有無を言わせず帝王切開になったら嫌だ、、と思っていただけに、日本と同じように促進剤を使った対応で無事に出産することができたので今は本当にホッとしています。

ただ、出産後の記録に週数が「39週5日」となっていて、この辺りもまたブラジルだな、と思いました。

毎度のことなんですが、基礎体温などから見た自分の計算、最終月経、エコー検査、定期検診をする医師、出産時の検診、立ち会う医師、それぞれに違った計算式があるらしく週数が結構ズレるんです。

自分では41週1日だと思っていたし、何をどう計算すると今回の出産が39週5日なのか未だに謎ですがまぁ無事に出産できたので良しとします。

筆者

アメリカ・フロリダ州特派員

Harumi

家族でブラジルからフロリダ州オーランドに引っ越してきました。子育て中の主婦目線でオーランド情報発信していきます。

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