カルガリーの小学校

公開日 : 2012年09月14日
最終更新 :
筆者 : ハナ

さてさて今回はカルガリーの小学校について書いてみたいと思います。私が日本を発つ前に周りの人からよく言われたのは、「カナダは高校まで義務教育だからお金がかからなくていいね。」とか「日本より伸び伸び教育が受けられそう。」とかなんとなく良いイメージばかりでした。

で、実際に新学期が始まって2週間。その間に感じたことは、確かに伸び伸び。だけど、結構お金がかかる。でした。

まず、カルガリーには大まかに言って、普通の公立小学校と、カトリック系の小学校の2種類の学校があります。特別な理由がない限り、通常は普通の公立小学校に通うことになりますね。こちらはCalgary Board of Education(カルガリーの教育委員会。以下CBE)の管轄で最初の入学手続きもここで行います。

私たちのようにカナダの市民権を持っていない生徒は、まずCBE管轄のKingsland Centreで予備登録を行います。そこで登録を済ませると、子供達は先生に別室に連れて行かれ、簡単な会話とアルファベットや単語の書き取りのテストを受けさせられます。

日本で英語を全く勉強していなかった子供達はテストが終わって「何も分からなかった。」と硬直していました。そんなこんなで、英語の能力をはかられESLのクラス分けをさせられます。うちの子たちは当然、超ビギナーのLevel1。英語環境に適応できるか親が心配しているのを横目に子供達はあっけらかんとしていました。本当に大丈夫かなと心配は尽きません。

ここで予備登録が終わると、指定された学校に行き本登録。この時、ランチはどうするか聞かれました。日本と違って、ランチを学校で食べるもよし、家で食べるもよし。好きな方を選べます。ただし、学校で食べるとなるとランチ時間の監督費なるものが年間で$185も取られます。学校によって金額に若干の差はありますが、日本では給食の監督費なんてなかったので、予定外の出費になりました。これで学校への登録は終了。

続いて持ち物の準備。学校からこちらで準備してほしいと言われたのは、バックパック、室内履き、ランチ、おやつでした。ん?おやつ? ここでは10時におやつタイムがあるので用意してくださいって。日本ではおやつの時間なんてなかったので最初に聞いたときは面食らってしまいました。

こちらが用意したバックパックとランチボックス。

2012-09-13リュック.JPG

校内にはロッカーなるものがなく、教室の外にフックがあるだけ。ここにバックハックや上着をひっかける。なんともイージーです。

2012-09-13ロッカー.JPG

この日は校庭で朝8時から朝食が配られました。内容はパンケーキとソーセージとジュース。気温が6度くらいだったので震えながら食べたのですがおいしかった。そして9時から授業開始。おおらかですね。

2012-09-13パンケーキブレックファスト.JPG
2012-09-13食べ.JPG

最後に、うちの子供たちが通っている学校は幼稚園(Kinder)から6年生(Grade6)まで同じ学校です。兄弟がいるので送り迎えが便利です。学校によってはKinderからGrade4までだったり、KinderからGrade9まで同じ学校のところもあります。

そしてなんと、金曜日は午前中で終わり。もっと勉強してほしい気もしますが、これも伸び伸びカナダ流なのかな。

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