シヌークというフェーン現象

公開日 : 2014年01月27日
最終更新 :
筆者 : ハナ

カルガリーの冬は寒い。12月から1月の平均最低気温は−13度、平均最高気温も−1度と日本に比べると本当に寒い。この冬も12月7日に最低気温が−30.1まで下がりました。この冬最低気温が−20度を下回ったのは今日まで6日。こんな日は寒くて外に出たくありません。

でもこのカルガリーの冬をそんなに住みにくくないという人も多いのです。というのもカルガリーの寒波は長続きしません。−20度を記録しても3〜4日で寒波は過ぎ去ってしまいます。そして気温が0度以上になり暖かい日は10度以上にもなります。

これは、太平洋から吹く季節風の影響で、暖かく乾燥した風がカルガリーに吹くフェーン現象で地元ではシヌークと言われています。このシヌークが来ると気温が急激に上昇し、数時間のうちに気温が15度近く上昇することがあります。

このシヌークが寒波の合間合間にやってきて寒さを和らげてくれます。だから意外にもカルガリーの冬は過ごしやすいという人が多いのです。

事実1月24日には最高気温が12.4度に達し春を感じさせてくれました。シヌークが去ってしまった1月26日(今日)は最低気温は−17度を予想しています。また真冬に逆戻り。寒暖の差が激しいのもカルガリーの気候の特徴ですね。

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シヌークは雲を集め街を覆うのが特徴です。

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