カンクンでのジカウイルス感染症情報。

公開日 : 2016年02月11日
最終更新 :

2015年5月以降,ブラジルをはじめとする中南米地域を中心に,ジカウイルス

感染症の発生が報告されていますが、カンクンも今年に入ってから、

このニュースを頻繁に耳にするようになりました。

下記、在メキシコ日本国大使館より最新情報です。

(一部抜粋)

 中南米等におけるジカウイルス感染症の流行に関し,2月4日,外務省は感染症危

険情報を改訂し,危険情報の対象国としてジャマイカ及びトンガを追加して海外安全

ホームページ(

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T028

)に掲載しました。

なお,2月2日にメキシコ保健当局が公表したメキシコ疫学週報によれば,メキシ

コ国内において本年1月23日までに確定診断されたジカウイルス感染症患者の総数

は34名です。患者が確定診断された地域として,これまでのヌエボ・レオン州,ハ

リスコ州,チアパス州に加え,シナロア州とオアハカ州が新たに加わっています。ジ

カウイルスを媒介するネッタイシマカ(Aedes aegypti)はメキシコ南部や沿岸部を

中心にほぼ全国的に生息しているため,今後も上記の州以外の地域へ拡大する可能性

は高いと思われます。なお,現時点ではメキシコ国内の妊婦への感染例や小頭症の発

生の報告はありません。

 ジカウイルス感染症には特別な治療や予防のためのワクチンはありませんので,蚊

に刺されないことが最も有効な予防手段となります。ネッタイシマカは日中から夕方

に活動的になり,人を刺すことが多いので,特にこの時間帯は肌の露出を避け,蚊に

対して有効な虫除け剤(成分としてディート(DEET),ピカリジン(Picardin)また

はIR3535を含むもので,メキシコ国内でも入手可能)を使用するなどして蚊に刺され

ない工夫をすることをお勧めします。

カンクンでは特に近辺で発生したというニュースはありませんので、どうぞご安心ください。

ジカウイルスを保有した蚊に刺されて感染してから発症するまでの期間は2~12日。

発症すると軽度の発熱,頭痛,関節痛,筋肉痛,斑丘疹,疲労感,倦怠感などあるようですが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症だそうです。

現地に住んでいる私としては、どちらかというとジカ熱よりもデング熱の方が嫌だな~と感じます。

普段から蚊よけスプレーは必須ですし、夕方に出かける時はジーンズなどの長ズボンに厚手のもの着るようにしています。

それでもどこかで毎日1~2ヶ所は刺され、子供たちも学校や公園で刺され、

掻き毟ってしまいますが。。。。

カンクンへご旅行にいらっしゃる方は普段通り無理のない日程で、十分な睡眠を心がけて頂き、

ツアーに行く際は肌の露出が少ない服装をしたり、蚊よけスプレーを持参する等、

刺されない対策をお取りください。

蚊よけも環境にやさしいタイプのもの(BIODEGRADABLE・ビオデグラダブレ)をご利用くださいね

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。