母の日に思う事~

公開日 : 2019年05月16日
最終更新 :

5月10日、メキシコは母の日でした。

世界中のママへ ♡おめでとう&ありがとう♡

3年前にも母の日をテーマにこちらの記事を投稿しましたが、

母というのは無償の愛を注ぎそして偉大。

優しい、温かい、おおらか、明るい、というプラスのイメージを持つはずが、

スペイン語がわかりだしてから、ある矛盾を感じていました。

それは・・・・・メキシコ(スペイン語)のスラングになるのでしょうか、

母へのイメージとは反対の意味を表現するときに使うフレーズがあるからです。

ちなみに、メキシコに来る前は同じ言語(スペイン語)のグアテマラという国に住んでいましたが、耳にしたことは無かったですね~。

ホームスティの家族が気を使っていたのでしょうか。

例えば、楽しかったことや素敵な出来事を誰かに語るとQue padre!(ケ・パードレ)と言われます。

可愛いものを持っているとEstá padre! (エスタ・パードレ)

強調したいときにはpadrísimo(a)!!(パドリィシモ) と

素敵・可愛い・美しいを表現する際にはPadre(父)が使われます。

メキシコはMACHISMO(マチズモ)男性優位主義が残っている国ですので、

言語にその背景が残っているのだろう、と主人の説。

反対に、

desmadre=カオスな状態を表す時。

me vale madre=私には関係ないという時。

Ya valió madres=思っていたようにことが進まず、無理だとなった時。

esta madre=これ という意味ですが使いにくかったり、不便なものに対してこいつ!という時。

Ni madres= No!の意味。

Qué poca madre=なんてことだ!

という風にマイナスの意味を表現する際にMadre(母)が使われています。

もっと表現が悪くなると、(全文は書けないのでご了承ください)

○ut○ madre,○hin○a tu madre などと、

喧嘩をしている人の言葉を聞くと、〇〇madre、××madre、△△madre といったい何回Madreを使うのか数えたくなるくらい(笑)

古き良き時代の日本でも、おまえのかあさんなんとやらというフレーズがありますが、

メキシコではお母さんの登場回数がとっても多いので、主人に聞いてみると、

メキシコ人女性(母)は強いので、マイナスの表現にどれだけ使われても、海よりも深い母の愛で受けとめてくれるのだ! ということだそう。

どこまでも母を愛する文化。

言語にまで現れるなんて、奥が深いなと思いました。

Hasta luego!

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