ボホール沖の地震について

公開日 : 2013年10月17日
最終更新 :

先日、10月15日にセブ島のお隣の島、ボホール島を震源にする大きな地震がありました。

マグニチュード7.2という非常に大きいもので、現在までに死者数100名(セブ島では9名)を超えました。

午前中、リビングで過ごしていると、ミシミシッという音とともに縦揺れが起こり、数十秒は続いたのではないでしょうか?ちょうどうちに居たフィリピン人の女性は3階から駆け降りてきました。

私自身は、このくらいの揺れなら・・・という感じだったので、彼女の動揺ぶりに逆に驚かされました。

しかし、揺れがすぐには収まらないので念のため「建物の外に出よう」ということになりました。(家の前はちょうど車用の転回広場になっていて安全)

外に出て見ると、近隣住人のおそらく全員が外に避難をしているようでした。

しばらくは停電が続き、インターネットもつながらないという状況に加えて、余震が続いたので皆不安でした。もちろんセブは海に囲まれているので、津波についての不安がとても大きかったです。

停電から回復し、ネットから情報を得たところ、震源はお隣の島ボホール島であり、そちらはかなりの被害が出ていること、セブ島でも、旧市街地の方は建物の倒壊や、ガラスが割れたりという被害があり、チョンワ・セブドクターズという大手の病院も機能が停止しているようだということでした。

思ったより被害が大きく、また、建物の倒壊による被害が多いことに驚きました。

地震がめったに発生しない地域であり、日本のように厳しい耐震制度がないため、特に古い建物は、この程度(体感で震度4いかないくらい)でも建物が崩壊し、命を落とす方がでてしまったのです。そう考えて見ると、近隣住民がのきなみ外に出ていた理由がわかりますね。私も次からはまず、外に出ます。

地震当日は、ショッピングモール、商店等はほとんどお休みになりました。

翌日は一部だけ若しくは時間を短縮しての営業にするとことが多かったようです。

ただし、余震で揺れるたびに人々が外に飛び出してくる光景が見られました。

日本では、「このくらいの揺れ」で終わることでも、国が違えば非難の仕方なども変わってくるのだなと学びました。もし、セブで地震にあったときには、冷静に、そして崩れ落ちるものの無い場所へ避難してください。

亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。

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