セブでフィリピンの台風情報を確認するには? -その1-
2013年11月、フィリピン中部を襲った超大型台風ハイエン(現地名ヨランダ)は、
まだ記憶に残っているのではないでしょうか。
当局は"Storm Surge"(ストームサージ:高潮)の警報を発していましたが、
その単語を理解できない住民が避難するに至らなかった、と現地の友人が話していました。
それ以降、政府は早めに分かりやすい警告を出すよう努めているようです。
ここしばらく大型の台風はセブに来ていませんが、フィリピンの台風シーズンは長く続きます。
特にこの時期から11月頃まで、台風が多く発生します。
日本だと台風の進路に関する情報は、テレビやラジオ、インターネットで容易に手に入りますが、
フィリピンだとどうすれば良いのでしょうか。
セブでの旅行中・留学中に台風になったらどうしたら良いのでしょうか。
今回は現地で活用している情報ソースを2回に分けてお届けしたいと思います。
まず日本の気象庁にあたる、PAGASA(パグアーサ:フィリピン大気地球物理天文局)です。
このサイトで台風の進路や現在のシグナル(TCWC:熱帯低気圧警告)を確認できます。
シグナルとは台風の接近距離や強さに応じて、警告を数字でランク付けしたものです。
サイトは英語で書かれており、通常、警報も英語で発令されます。
現在このシグナルには5段階あり、それに応じて休校や政府機関の休業が決定されます。
シグナルNo.1:プリスクール(小学校前の学校)休校。
シグナルNo.2:プリスクール、小・中・高等学校休校。
シグナルNo3-5:プリスクール、小・中・高等学校、大学休校。各種政府機関、休業。
(2012年行政命令第66号による)
ではこのシグナル、どこで確認するのでしょうか。
PAGASAの熱帯低気圧警報情報のページで確認することができます。
フィリピン近郊に台風が発生した時、警告シグナルが出てきます。
台風が発生していない時は、特に画像などが出ていません。
スクロールダウンするとチャートがあり、エリアごとのシグナル情報を確認できます。
TCWCとは、熱帯低気圧警告シグナルのことです。
フィリピンを3つのエリアに分けた、ルソン、ヴィサヤ、ミンダナオです。
セブはヴィサヤエリアに属しています。
どこが対象になっているかを確認するには、チャート上に記載があります。
例えば、ルソンに"Batanes Group of Islands"(バタネス諸島)と記載されていると
ルソン島のバタネス諸島に、現在No.2のシグナルが発令されているということになります。
今後、セブに台風が向かうことになれば、シグナルが表示され、ヴィサヤのところに"Cebu "と記載されます。
英語による情報なので、最初は分かりにくいかもしれませんが、
シグナルが1~5まであり、数値が高いほど大型の台風であること、
セブ在中の方はヴィサヤ地域のところを確認するという点を抑えていただければ必要な情報を探しやすいと思います。
PAGASAから得られる台風の警告シグナルに続き、次回もう一つ、頼りになる情報源をお伝えします。
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