ケルン2特派員 新着記事
こんにちは。
前回はマスクについて書いたので、今回の記事は前々回からの続きです。
卵麺のシュペッツレの作り方はすでにこちらの記事
で紹介したとおりなので、今回はグヤーシュの作り方です。このグヤーシュのレシピはシュペッツレのレシピを教えてくれたOmaと義母から教えてもらったレシピをミックスさせたものです。味はケルンの料理がおいしいと評判のビヤホール、Peters Brauhausのグヤーシュに勝らずとも劣らないと思います。
いろんな香辛料が材料にありますが、グヤーシュの少しピリ辛な味はパプリカパウダーのたまものです。たっぷり使うのがコツです。2種類のパプリカパウダーが手に入らなければ1種類でOKです。またキャラウェイシードはドイツ料理で欠かせないスパイスなので、パプリカパウダーとキャラウェイシードだけは用意してください。あとはなくても何とかなります。
肉は牛肉と豚肉を混ぜても牛肉のみでもお好みで。ドイツでも家庭によって異なります。スーパーでは、グヤーシュ用の肉として牛肉のみと牛肉と豚肉をいっしょにパックしたものが販売されています。値段の関係か、そのパックをよく見ると豚肉のほうが量が多いです......
【グヤーシュの作り方】
材料:
シチュー用の牛肉 400g
シチュー用の豚肉 200g
マッシュルーム 200g
赤パプリカ 1つ
玉ねぎ 1つ
完熟トマト 2つ(トマト缶やプチトマトでも可)
赤ワイン 100mL
甘いパプリカパウダー 大さじ2〜3
辛いパプリカパウダー 大さじ1〜2
キャラウェイシード 小さじ1
カイエンペッパー 小さじ1
セージ 小さじ1
クミン 小さじ1
カレー粉 小さじ1
コンソメキューブ 1つ
醤油 適量
塩コショー 適量
オリーブオイル 適量
小麦粉 適量
水 500mL
⇒続きを読む"聞いたことある!?南独料理シュペッツレとグヤーシュ②"
こんにちは。
ドイツでは4月20日からロックダウンが緩和され、800平米以下のお店が営業再開しましたが、ケルンがあるノルトラインヴェストファーレン州(NRW州)では4月27日から小学生以上はマスクの着用が義務化されました!
当初、マスク着用は公共交通機関内と店内で買い物するだけという話だったのですが、以下の場所でもマスク着用が義務づけられることになりました。
小売店内
職人およびサービス業者のショールーム(展示販売店)
ショッピングセンターエリア(店外)
医療機関利用時および薬局内
銀行
郵便局
市場
ガソリンスタンド
電車および地下鉄の駅
バス内や電車内
タクシー内(乗客が着用することを義務づけられる)
スクールバス内
サービスを提供する際に顧客から1.5m以上の距離をとれない場合
レストランなどで飲食を受け取るとき(例外:店内に入らずアイスクリームを購入できる場合)
なお、健康上などの理由によりマスクを着用できない場合には適用されない
マスク着用の義務は1.5m以上の距離をとらなくてよいということにはならない。
となかなか厳しくマスクを着用することを義務づけています。
去年出産祝いに友人から娘にマスクをいただいたので、おーこれで新型コロナウイルスを乗り越えられる!と思ったのですが、着けたら即座に脱ぎ捨てられました。乳幼児もマスク着用が義務だったらどうしようかと内心はらはらしていたのですが、小学生以上からと聞き、安心しました。
⇒続きを読む"【新型コロナウイルス速報】NRW州は2020年4月27日からマスク着用義務に!"
Frohe Ostern!! イースター(ドイツ語ではOstern)でした。子供たちは、Osterhase(イースターラビットの意)が持ってきた卵を探したり(エッグハント)、プレゼントをもらってイースターを楽しみます。イースターケーキはキャロットケーキが人気です。私はハミングバードケーキを焼きました。
金曜日はKarfreitagといい、1日お肉を口にしないで魚料理をいただきます。日曜日にはラム肉を食べるのが伝統ですが、特にドイツ料理!!というわけではないので、来年イースターをきちんとお祝いしたときにまとめて紹介しようと思います。
水曜日には2020年4月20日以降のロックダウンがどうなるかが発表されますが、それまでは相変わらずドイツではやることがないので、食べること以外楽しみがありません。スーパーで手に入る食材は当然のことながら、欧州料理に合うものばかり。何も考えずに欧州料理中心に食べて、運動もろくにしないとどんどん体重が増えてしまったので週3で和食を作ろうと決めました(アジアンスーパーが新型コロナウイルスにより臨時休業中なのは痛手です……)。
いざ和食作りを意識すると体重が思いのほか減っていくので、欧州料理のカロリーの高さは想像を絶するのでしょうね。でもおいしいんですよね、バターやクリーム、オリーブオイル……。それにドイツ人の夫はやはりドイツ料理が一番好きなので、少なくとも週1回はドイツ料理を作るように意識しています。というわけで今回はシュペッツレ(Spätzle)とグヤーシュ(Glasch)という、日本ではあまり聞きなれないドイツ料理を紹介します。
シュペッツレは柔らかい卵麺で、南ドイツの中でもシュヴァーベン地方の名物料理です。乾麺も全国的に販売されていますが、手作りするのは南ドイツに住んでいる人だけなのではないでしょうか。私に料理を教えてくれるOma(おばあちゃんの意)はシュヴァーベン地方に位置するシュトゥットガルト出身なので、私もケルンに住んでいながらシュヴァーベン地方の料理が詳しくなりました。
グヤーシュはパプリカが効いた少し辛いビーフシチューのような料理で、もともとハンガリー起源の料理ですが、現在ドイツ料理レストランに行けばほぼメニューに載っています。オーソドックスな味つけなので、ドイツ料理に何を食べればいいかわからないという方にはよくグヤーシュをおすすめしています。私も大好きです。シュペッツレはソースがたっぷりの肉料理に添えるのが一般的ですので、今回はこのふたつの組み合わせにしました。ちなみにグヤーシュはハンガリー風の言い方で、ドイツではグーラッシュという発音です。
⇒続きを読む"聞いたことある!?南独料理シュペッツレとグヤーシュ①"