【新型コロナウイルス】ドイツ人はどんな時でもアイスクリームを食べる

公開日 : 2020年03月27日
最終更新 :

こんにちは。

先週ケルンの現在について更新してから約1週間が経ちましたが、瞬く間に状況が変わってきました。

日本も今日からドイツを含めた22ヵ国からの入国を拒否することになったみたいですが、日本国籍を保有してさえいれば、入国に支障はなさそうですね。

ドイツでは2020年3月23日より接触が制限されることになりました。

グループによるパーティはいかなる場所でも許容されなくなりました。

またケルンと同様にドイツ全体でレストランは全店閉店となってしまいました。

さらに

公共空間においては他人との距離を少なくとも1.5m可能であれば2mとること

という指示が......

私が前回の記事で気にしていたエステも

理髪業,美容サロン,マッサージ業,タトゥー業など,身体のケアに関わるサービス業は,近距離での身体の接触を避けられない職種であり,本ガイドラインに合致しないため,すべて閉鎖する。

となってしまいました。。

発表されたのが3月22日だったのですが、3月23日に早速サロンから電話があり、4月19日以降に予約を取り直してほしいとのことでした。

NRW州では具体的に

1.公の場で、同居家族以外と3名以上で会ってはいけない(外出はOK)

2.接触制限措置を破った場合最高25000ユーロ(少なくとも200ユーロ)の罰金が科せられる

3.レストランは4月19日まで閉鎖。テイクアウトや宅配サービスまたは屋外のスタンド形式の軽食店での営業は人的間隔の基準を満たす限りにおいて引き続き可能とするが,店舗から半径50メートル以内で飲食を行うことを禁止する。

となりました。

つまり私のように子連れの場合は、その時点でふたりなので誰と会うこともできないことを意味しますが、同棲していないカップルなら散歩デートが許されるということです。

さて、公共の場での1.5m間隔はどのように守られるのでしょうか。

またドイツの人たちはどういう行動に出るのか気になって、早速月曜から家の周りを散策してきました。

在宅勤務に切り替えた会社が多いためか、大通りに走る車はいつもよりだいぶ少なく感じます。

また電車は本数が減ったとはいえ一応走っているのですが、ひとつの車両に乗客10人も満たないように見えます。

report1.jpg

散歩する人のなんと多いこと......

report2.jpg

分かりづらいですが、少年が4人。「公の場で、同居家族以外と3名以上で会ってはいけない」を違反しています。両親が共働きだったら、注意する人もいないのかもしれません。ほかにもこういった子供たちを見かけました。

以前も紹介したことのあるアイスクリーム屋

report4.jpg

間隔を空けてみんな並んでいます。

こんな状況でも大盛況なことに内心驚きました。

report3.jpg

2mの距離を取るようにという注意書きが書いてあります。

地面を見ると2m間隔でテープが貼ってありました。普段ならアイスクリーム屋の前でみんなアイスクリームを楽しむのですが、やはり接触制限措置で店前で食べる人はいませんでした。少し離れたところの開けた場所で食べるグループが3、4組。

続いてはスーパー。

なぜか先週まではいなかったガードマンが。万引きが多いのかな?と思ったのですが、違いました。

report8.jpg

ここでは1.5mの間隔をとるよう促しています。また現金ではなく、カード払いをお願いしています。ドイツ人は現金が大好きなので、これを機にカードが使える場所が増えればいいんですが。

report9.jpg

床にはテープが貼ってありました。このテープからはみ出るとガードマンがやってきて、注意されるようです。

report6.JPG

分かりづらいかもしれませんが、店員の前にはプラスチック板があり、つばが飛んでも当たらないよう工夫されています。ほんの2、3日前まではありませんでした。

ケルンでは、公園は相変わらず立ち入り禁止ですが、墓地(ほぼ公園)は立ち入り禁止ではないため犬の散歩をしている人や子連れを見かけました。

帰りがけに、ふと電光掲示板を見ると。

report5.jpg

普段は交通情報が表示されているところにBleibt zu Hause Bleibt gesundと書いてあります。家にいよう、健康でいようというメッセージです。

report7.PNG

ほかの会社はわからないのですが、vodafoneもStayHomeとスマホにも表示させています。

接触制限は少なくともあと2週間は続くようです。在宅勤務ができない会社は当然休業ですが、給与の6割は保障される措置がとられることになりました。

私が勤める会社はIT系のため対応が早く、3月10日から全社員が在宅勤務に切り替わり、少なくとも4月19日まで、長ければ3ヵ月は在宅勤務が続くそうです。

ドイツでは、医者からの診断書を提出すると必ず会社を休める(有給とは別。詳しくはこちら)のですが、今はコロナウイルスに感染しそうで怖いから病院に行きたくなくて熱があっても無理に会社に来る人がいるようです。そういった問題を解決するため、体調が悪いと医者に電話・メールをすれば診察しなくても診断書がもらえるようになりました。薬を処方してもらうことはできませんが、自宅療養ができます。

逆に感染するのが怖くて有休を使ってでも会社を休む人もいるようなので、そういった人に悪用されかねないなとも思いますが(有給で休む社員、無理してくる社員どちらも夫の会社にいたようです)。

来週にはまた状況が変わってくると思いますが、今週はこんな感じでした。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。