スリランカティーファーム見学その2
写真)スリランカ紅茶ファーム内 茶葉の乾燥工程の様子
さて前回に続いてご紹介するスリランカ 紅茶ファームの工場見学の模様です。
一つ一つ丁寧に手作業で乾燥される茶葉が次々に工程に合わせて送られて行く様子は感動さえ覚えます。
工場内には勿論紅茶のフレーバーが溢れているような感じなのですが、あまりにその空気が濃密過ぎてなんとも不思議な香りが立ち込めていました。
写真)最終工程で乾燥機から出てくる紅茶。。
写真)茶葉を袋に詰める女性工員さん達 。丁寧に丁寧に袋に入れられます。
こうして最終工程を終えた紅茶は女性工員さん達の手によってひとつひとつ袋に詰められて出荷されていきます。
写真)袋の中ぎりぎりいっぱい迄に紅茶が入りました。
写真)ちょっと見全ておんなじに見える紅茶ですが・・・
写真)並べてみると全然違う事が分かります・・・・。勿論フレーバーも。。
あまり知られてはいませんが、実はもともとスリランカは紅茶ではなくコーヒーのプランテーションを展開していた国です。
ところが害虫の発生に全てのコーヒーのプランテーションが大ダメージを受けました。
かつて紅茶栽培をおこなっていたのは、中国だけ(ダージリン)でしたが、イギリスがインド(アッサム)で新種の紅茶を発見し、そのプランテーション化に成功しており、スリランカで壊滅的打撃を受けたコーヒーのプランテーションに紅茶の栽培を試みたのです。
これが大成功して現在のセイロンティー 紅茶の国「スリランカ」の名前が世界に知られるようになりました。
写真)袋に詰められ紅茶を待つ世界の国へ出荷されるのを待つ紅茶達(笑)
スリランカの紅茶であるという品質保証はスリランカ政府によって行われているそうです。
1:スリランカ国内で栽培されていること
2:スリランカ国内で袋詰めにされていること
この2つを満たした紅茶のみに栄誉あるスリランカ産紅茶のマークであるライオンの紋章が与えられ世界へと出荷されて行くのです。
写真)最後に出来たての茶葉で紅茶をいただきました♪
最後の工程迄を見届けてから、事務所に戻ると紅茶を御馳走してくれました。
うーんすっごく良い香り♪♪♪ 香りがあまーく香ばしく匂い立ちます♪♪♪
スリランカではほとんどの家で濃いミルクティーを好んで飲むのですが、ここでは実に美しいストレートティーが出てきました。(写真でも紅茶の美しい色をご覧いただけると思います。)
本当に美味しく入れられた紅茶はお茶と器の境目に透明なラインが出来るのを御存じでしょうか?
勿論このいただいた紅茶にも少し若いワインをいただく時にグラスとの境目に現れるような透明な縁が出来ていました。
今回取材に訪れたのは、スリランカの南側の地域の紅茶ファームでしたのでこの辺りで作られている茶葉はルフナかギャルだと思われます。
写真)今回見学させていただいた紅茶ファーム
快く見学に応じていただきありがとうございました!(ぺこ)
紅茶好きの方は是非スリランカ訪問の際には紅茶ファームも見学してみてください。
日本人はコーヒー文化が発達した国ですが、紅茶もまた奥深い面白さがあります。
体験して、自分で味わい、香りを嗅ぐ程にその多彩さに驚かされると思います。
▼お知らせ
◆「2010年のIIFA開催地がスリランカに決まりました。」
◆「NY Times」の2010年に訪れるべき国「The 31 Places to Go in 2010」でスリランカが一番に選ばれました。
◆スリランカー⇔成田便が2011年5月をメドに増便予定⇒トラベルビジョンニュース
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