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スリランカ/コロンボ特派員ブログ 旧特派員 つぼや まき

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2011年12月 2日

「糸の宝石」ゴールに伝わるボビンレース


「糸の宝石」ゴールに伝わるボビンレース


スリランカの西南地域の都市「ゴール」には航海上の要所として、長年に渡り統治時代に多様な欧米文化が流入しました。

ゴールの門の裏に掲げられた「オランダ:南インド会社」の紋章を見た頃がある方も多いと思います。このゴールにはそのオランダ統治時代に伝わったボビンレースが今も残っていて、職人さんの間で受け継がれています。
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写真:スリランカで作られたボビンレース(レース織り)



スリランカの西南地域の都市「ゴール」は航海上の要所として、海を渡った多用な文化が長年に渡り流入した地域です。
世界遺産にも登録されている城塞都市内は無断での不動産物件の売買や改装、改築も認められておらず、コロニアル風の古都の佇まいを今につたえています。
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写真:城塞都市ゴール
 
美しいゴールの城塞都市の中には「アマンリゾーツ」(アマンリゾーツのHPへリンク)が展開する「アマンガラ」(アマンガラのHPへリンク)や「ゴールフォートホテル」(ゴールフォーとホテルのHPへリンク)等もあり、コロニアル時代の文化を彷彿とさせる独特の空気が流れています。
 
※関連記事:
◆アマンリゾーツのグローバルコンシェルジュはスリランカにありました。
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写真:ボビンレース編み
 
このゴールで「オランダ統治時代」にオランダから伝わり、その後も受け継がれ続けているのが、レース織り「ボビンレース」です。このボビンレース(Wikipediaへリンク)と呼ばれるレース織り(編みではなく織りです)

糸をボビンと呼ばれる糸巻きに巻き、織り台の上に固定した型紙の上に、ピンで固定して
ボビンを両手で持ち、左右に交差させ交差をピンで固定しながら、織り上げて行きます。

織るものにもよるのだそうですが、時には200本以上の糸をあやつって、レースを編み上げて行きます。
 
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写真:沢山のボビンが付いたレース編みの様子
 
 ボビンレースの基本の織りは平織り、綾織り、重ね綾織りの3種類でこの織りを組み合わせて模様をつくっていきます。
見ている方は彼女たちの手のうごきのあまりの速さとゆうがな仕草に何がなんだかわかりません。

しかし、普段おしゃべりが好きなスリランカ女性達ですが、この作業場ではみな無口に真剣にレースを編んで行きます。
 
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 現在では、安価で作る事ができる機械レースが主流となっていますが、1つ1つ手で編み上げられるボビンレースは技術の熟練に時間がかかるうえ、作成に膨大な時間を使事から、ヨーロッパ各地の一部愛好家により、アンティークレースと同等の技術で作成される非常に高価なレースとして、「糸の宝石」とも呼ばれています。
 
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写真:出来上がった繊細なレース
 
 名古屋で行われた「愛・地球博」や「上海万博」のスリランカ館でもこのレースの事が紹介されていたそうなので、そこでご覧になった方もいらっしゃると思います。
美術館等でも取り扱われている商品なのだそうです。
 
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こうした細長い形の他にモチーフ等もあるそうです。
 
 
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 1つ1つ織りあげるので、モチーフにイニシャルを入れる事も可能なのだとか。1点ものなので、人生のセレモニーや記念品として利用するのも素敵かもしれないです。結婚式のピロークッションとか、お返しや、娘さんやお孫さんへの記念品としてのプレゼント等・・・。
 
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産業化により機械レース(機械で折り上げるレース)が主流となるなかで、もともとヨーロッパでつくられた技術が海を渡り今スリランカで大切に育まれている。

是非この技術を廃れさせずに次の世代に引き継いで欲しいと思いました。

私は是非次回ゴールを訪れる事があったら、このボビンレースを習ってみたいと思っています。

※ボビンレースについてのお問い合わせはプロフィール欄のメールより御連絡下さい。現在日本人でこのレースを頑張って広めている方々に御連絡させていただきます。


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カテゴリー 文化・芸術・美術
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    つぼや まき
    2010年よりスリランカ・コロンボ在住。卒業後外航客船のCAを経験後、国内ISPの経営企画室で広報⇒外資系IT企業の日本法人社長室で広報・PR⇒道路インフラ系企業の経営企画室でIRを担当。現在はスリランカで日本企業と現地のマッチング及びコンサルタントを経験しつつ、欧州文化色濃いディープスリランカを探索中。趣味はTwitterと写真♪ご連絡はこちら。スリランカのショップ情報等はこちら

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