星空を見上げながら・・・・暗闇でいただいたイタリアン
コロンボには伝説の(?)イタリアンシェフがいました。
このシェフは今はコロンボにはいません・・・・。
このイタリアンシェフはスリランカのローカル(地元)の方でかつてイタリアで修行をした事もあるシェフらしいのですが、私の知るかぎりではコロンボにあるイタリアンの名店を数々育てあげて来た人です。
・レッジーナ・マルゲリータ
・ミケランジェロ
・バーンズ88
ものづくりの現場では良くある話ではありますが、この方こだわりが強すぎるのか、店をたちあげて繁盛するとなぜかお店を辞めてしまいます・・・そしてまた新たなお店を次々と出していくのですが・・・。
美味しいのが折り紙付きなので美味しいもの大好きな「日本人」と「イタリア人」は彼の新しいレストランにどんどんついていて行くというような状況でかつ、これらのほとんどのレストランが今ではスリランカで高級イタリアンとして、または売上大繁盛のイタリアンとして、人手に渡った後も活況な状況です。
このイタリアンレストランはその伝説のシェフのスリランカの最後のお店だったところで、今は彼の親戚が経営しています。基本的には、デリバリー専門なのですが、彼について行った日本人達やイタリア人達の為に予約のみで料理を食べさせてくれます。 お酒は勿論持ち込みです。
ところがこの日、向かう途中にドライバーが何やらワーワーいって外を指さしています。なんだろうと思っている間に日がくれてきた頃に・・・在留者に出ていたアナウンスを思い出しました・・・
電力供給が100%に満たないこの国では・・・最近・・・・計画停電を実施していたのです・・・
コロンボ市内やジェネレーターを完備している旅行関係の施設等は問題が無いのですが、ここは基本的にデリバリー用のお店(というか自宅)の為、そうしたものがある筈もなく、暗くなったら 何にも見えなくなりました・・・。
そしてこの写真・・・・着いてみたら、なにやら庭の方に炎が揺らめいています。(これでも少し明るくしたのですが、ほんとうに真っ暗の暗闇でした。満月(ポヤデー)が近い空に輝く月だけが明かりで、それ以外は小さなロウソクを頼りにするだけの心細い状況・・・・。
真っ暗な闇ってこんなんなんだと満点の星空をみながら思いました。
そしてこれが、ロウソクだけでセットされたテーブル。むしろムーディでしょうか?
最近のカメラはなかなか高感度なので、人の目には見えないものも写してくれています。体感的にもっと正直暗かったです。だって運ばれて来た料理の皿の上のピザが何なのか全然分からないんですからw
しかし途中で電気が復旧して、自分達の食べていた皿の内容がわかってきましたw
これはリコッタチーズとペースト(バジル)のラビオリ・・・・これすっごく美味しかったです♪
こちらはブルケスタ風フォカッチャ(日本のイタリアンフォカッチャとはちょっと違いますが、これプレーンのピザ生地の上にスパイスを乗せてやいてくれたもので、クミンシール等が乗っかっています。)これに冷たく冷えたプッタネスカソースを乗せて頂くのがうまうまw です。 熱々のピザ生地と冷えたプッタネスカソースの温度差が口の中を刺激してくれます。(そういえばこうゆう食べ方は日本には無いですね)
塩やスパイスは勿論スリランカは豊富なので、まさしく地場の素材を使ったフォカッチャといえるかもしれません!
そして気づいて周囲を見てみると!
なんともお洒落な佇まいのお店ではありませんか!
店内(?)を外から見た様子。
お庭もライトアップされていて綺麗でしたw
真っ暗だからワカリマセンでしたが、なんとも素敵なお店ではありませんか!多分レシピは今はもういない、伝説のシェフが置いていったものを今も使っているんだろうと思いますし、味は多分・・・特にピザはコロンボで1番では無いかと思います!
食べながら歓談する今回の暗闇イタリアン出席のメンバー達w
そして最初に見えたチラチラとした明かりはこのピザ釜だった事が判明しました!こうやって手作りで一枚一枚焼いたものをその場で食べれるのだから美味しい訳ですw
真っ暗闇の中でピザを頂くという変わった経験が出来て大変おもしろい体験が出来ましたw
味も良かったので、是非また「計画停電」では無い日に行ってみたいと思いましたw
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