伝統的なクリスマス料理
23日まで人でごった返していたのに、24日になった途端、街から人はいなくなる。それもそのはず、デンマークではほとんどの人がクリスマスを家族と過ごす。お店やレストラン、スーパーマーケット、とにかく何から何までお休みになるので、街は閑散としている。
クリスマスの夜のメニューはどこの家庭でもほぼ同じ。and(アヒルの丸焼き)、flaeskesteg(豚肉を2時間以上オーブンでカリカリに焼いたもの)、brunekartofler(バターと砂糖で甘く煮つけたじゃがいも)、hvidekartofler(普通に茹でたじゃがいも)、roedkaal(赤キャベツの酢漬け)、brunesause(ブラウンソース)などが食卓に並ぶ。最近はアヒルの代わりに七面鳥を食べる家族もいるが、新聞の調査によると今でも75%以上の家庭で、クリスマスにはアヒルの丸焼きが登場するという。
子供たちが楽しみにしているのは、risalamandeというデザート。お米を牛乳で煮たミルク粥に、ホイップクリームと粗く刻んだアーモンドを混ぜて冷やしたもの。中に一つだけ砕かずに入れたアーモンドが入っていて、運良くそれを引き当てるとプレゼントが貰えるのだ。
12月に入ると、一部のレストランでもこの伝統的なクリスマス料理を楽しめる。Julefrokost(ユールフォーコスト)、julebuffet(ユールビュッフェ)の看板を目印に探してみて。ただ前述の通り、24日~26日の間は食事も買い物も楽しめない旅行者泣かせな国なので、旅行プランを立てる際はクリスマスに重ならないようご注意くださいね。
※文中、デンマーク語独特のアルファベットはae(aとeが背中合わせになった文字), oe(oに斜めの線が入った文字), aa(aの上に丸がついた文字)と表記しています。
みんな驚くほどよく食べ、よく飲む。クリスマスは国民的に過食ぎみ?
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