国内リゾート、ボーンホルム

　国内といっても総面積が九州程度のデンマーク。多くの人が海外でバカンスを過ごすのもうなずける。そんな中、数少ない人気リゾート地といえばここ、ボーンホルム。スカンジナヴィア半島の南、バルト海に浮かぶ小さな島だ。リゾートと言うにはあまりにも素朴だが、夏になるとキャンプやサイクリング、海水浴を楽しみながらのんびり過ごすデンマーク人やスゥェーデン人で賑わう。　中世の城跡や白亜の円型教会、海岸に切り立つ断崖など、デンマークにはない独特な見所もあり、車があれば1日で見て周れる。バスよりはるかに効率がいいので、島で車を借りるのがおすすめ。サイクリング人気が高く自転車道もよく整備されているから、体力に自信のある人は何日かかけてゆっくり自転車でまわってみるのもいいだろう。また、ボーンホルムは画家、陶芸家、彫刻家などが多く住む芸術家の島としても有名。数あるギャラリーや工房を見て歩くのも楽しい。　コペンハーゲンからは飛行機で約30分、夜行フェリーで約7時間、その他にもバスや電車(一部フェリー)など、アクセス方法はさまざま。詳しくは下記インフォメーション･サイトのリンクでご覧ください。ボーンホルムのインフォメーション住所: Ndr.Kystvej 3, 3700 RoenneTel: 70 23 20 77http://www.bornholminfo.dk(デンマーク語･英語･ドイツ語)※文中、デンマーク語独特のアルファベットはae(aとeが背中合わせになった文字)、oe(oに斜めの線が入った文字)、aa(aの上に丸がついた文字)と表記しています。

ハマースフースは北欧最大の中世の城跡。小高い丘を登りきると、美しいバルト海が一面に広がる