もうすぐ出張?コペンハーゲン人魚像

公開日 : 2009年09月25日
最終更新 :

シンガポールのマーライオン、ベルギーの小便小僧と共に世界三大がっかりのひとつと名高い?コペンハーゲンの人魚像。

小さい小さいと聞いてはいましたが、「コペンハーゲンといえば人魚姫」というのも実際のところだし、話のタネにと一度はやはり見に行く人も多いのではないでしょうか。そういう私も一応見に行ったことがあります。

人魚姫の所在地は、コペンハーゲンシティ中心地から少し北へ上がったランゲリニエ海岸という所です。

実際のところ、このランゲリニエ海岸の景色はとてもじゃないけれど美しいとは言い難く(ただ春になると日本から寄贈された若い桜が咲き、華やかになります)、 本当にあっさりとした港が広がるだけの場所なので、そこにうなだれているかのようにぽつりと座る人魚姫の孤独さが更に際立ち、なんとなーく寂しい気持ちになります。

しかし「世界三大がっかり」と言われているし、小さいらしいし、と私は全く期待ゼロで行ったので、実物を目にして「あら?意外とそこまで小さくない!」と初めて見てもそこまでがっかりせずに済みました。

この人魚姫、設置から90年以上と年季が入っているのですが、今までの生い立ち?を聞くとまさに波瀾万丈。

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心ない者によって頭や腕を切られたり、果ては全身爆破騒ぎまで起こったりで、結構苦労をしているようです。

その度に修復をされ、同じ場所に設置されているのですが、この人魚姫、2010年に初めての出張に行くのだとか!

2010年上海にて行われるエキスポ2010に展示されるので、半年間コペンハーゲンから姿を消し、上海にてしばし滞在するそうです。

デンマーク人は「中国でコピー取られて本物はもう帰ってこないかもしれないね〜」などと冗談にとれないジョークを飛ばしていたりしますが、コペンハーゲン唯一とも言えるランドマークの人魚姫、ぜひ無事に帰ってきて欲しいところです。

気になる人魚姫上海出張は、2010年5月から10月まで。しばしのお別れ前、5月以前にコペンハーゲンへ来ることがあれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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